こんにちは!“言葉力”編集長のケンです。
ツイッターなどを見ていると、時々、「エクスペクトパトローナム!」と叫んでいる人がいます。
実は、これ、ハリーポッターに出て来る呪文なのですが、成功させるのは難しいとも言われています。
今回は、「エクスペクトパトローナム」の意味、英語での言い方、効果、そして守護霊について詳しく解説をしていきます。
「エクスペクトパトローナム」の意味
「エクスペクトパトローナム」は、ハリーポッターに出て来る呪文で、「守護霊よ、来たれ」という意味です。
この呪文を唱えると、杖から白い光が出て、守護霊を創り出すことが出来ます。
それによって、ディメンター(吸魂鬼)を追い払うことが出来るという効果もあります。
「エクスペクトパトローナム」は英語?
「エクスペクトパトローナム」は英語ではなく、ラテン語です。
ですから、アルファベットで書く時も、
EXPECTO PATRONUM
とラテン語表記になります。
この2つの単語の意味は、
- EXPECTO:期待する、待ち望む
- PATRONUM:守護霊、守護聖者
となるので、直訳したら「守護霊を待ち望む」となり、「守護霊を来たれ」という意味の呪文になるのです。
また、「エクスペクトパトローナム」を敢えて英語に訳すなら、
- EXPECTO:Expect
- PATRONUM:Guardian
となり、「エクスペクトパトローナム」は、“I expect a guardian.”と英語に訳すことが出来ます。
「エクスペクトパトローナム」の呪文が効果を生むポイント
ただ、この「エクスペクトパトローナム」は、ハリーポッターに出て来る呪文の中では難しい部類に入ります。
なぜなら、守護霊には、自分の精神状態が反映されるため、この呪文の効果を生み出すには、幸せなことをしっかりイメージする必要があるからです。
実際、ハリーも「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」でリーマス・ルーピン先生の特訓を受けた際は、何度も失敗していますよね。
しかし、その一方で、呪文を使いこなせるようになれば、守護霊に伝言を託すことも出来ます。
「エクスペクトパトローナム」の守護霊は術者によって変わる
「エクスペクトパトローナム」の呪文を唱えた時に出て来る守護霊がどんな形をしているかは、術者によって変わります。
ハリーポッターの登場人物が「エクスペクトパトローナム」と唱えた時に出て来る呪文は以下のようになっています。
- ハリーポッター:牡鹿
- ジェームズ・ポッター(ハリーの父親):雄鹿
- リリー・ポッター(ハリーの母親):牡鹿
- ロナウド・ウィーズリー:犬(テリア)
- ハーマイオニー・グレンジャー:カワウソ
- アルバス・ダンブルドア:不死鳥
- リーマス・ルーピン:狼
- セブルス・スネイプ:牡鹿
ちなみに、あのスネイプ先生の守護霊も、ハリーやハリーの母親であるリリーと同じ牡鹿です。
これは、スネイプ先生は、ハリーのお母さんであるリリーを想う気持ちが強かったからだと言われています。
謎に満ちたスネイプ先生でも、「エクスペクトパトローナム」の呪文を唱える時には、正直な気持ちが出て来てしまうのかもしれませんね。
まとめ
「エクスペクトパトローナム」は、ハリーポッターに出て来る「守護霊よ、来たれ」という意味の呪文です。
実際、動物かどうかは関係なく、人には守護霊が付いていると言われているので、その守護霊に助けてもらいたい時は、「エクスペクトパトローナム!」と叫んでもいいかもしれません。
ただ、この呪文は、幸せな気持ちで唱えないと効果はありませんので、その点は注意しましょう。
もちろん、だからといって何か効果がある保証はありませんが、少なくても、言葉を発する時は、幸せな気持ちで発した方が、自分にとっても周りの人たちにも良い影響が出ることは間違いありませんので!