値千金の意味・由来・例文・類語!ホームランやゴールでよく使う言葉


こんにちは!“言葉力”編集長のケンです。

先日、高校野球の試合を観ていたら、0対1で負けていたらチームが、九回裏ツーアウトランナーなしで追い込まれた後、次のバッターが同点ホームランを打ったんです!

すると、アナウンサーが「値千金のホームラン!」と絶叫していました。

その時「値千金」って、考えてみれば、どれくらいの価値があるんだろうといろいろ考えてしまったんですね。

そこで、今回は「値千金」の意味、由来、例文、類語について解説をしていきます。

「値千金」の意味

「値千金」とは、非常に貴重で価値が高いという意味です。

読み方は「あたいせんきん」です。

「値千金」は、スポーツなどで言葉では表せないぐらいの価値を感じた時によく使われる言葉です。

「値千金」の由来

「値千金」は、中国北宋代の詩人である蘇軾(そしょく)が詠んだ七言絶句(しちごんぜっく)の中で、「春夜」という漢詩に出て来る「春宵一刻値千金(しゅんしょういっこくあたいせんきん)」ということわざに由来しています。

「春宵一刻値千金」とは「春の宵は趣が深く、そのひと時は千金に値する」という意味です。

また、千金とは、千枚の黄金という意味であり、昔の千両に値します。

千金が今のお金でどれくらいの価値があるかは時代によっても変化するので定かではありません。

ただ、「値千金」以外にも「一角千金」など、とにかく非常に価値が高いことを表す時によく使われます。

「値千金」の例文・使い方

昨日のサッカーの試合の最後の決勝ゴールは本当に感動したね。

次郎

太郎

うん、僕も鳥肌が立ったよ。あれぞまさに値千金のゴールだね。

という感じで「値千金」は使われたりしますが、他にもこういった使い方がありますので、短文をご紹介していきます。

  • ラグビーの大事な試合で、値千金のトライを決めた。
  • 彼は、値千金の決勝ゴールを挙げるなど面目躍如の活躍をした。
  • 今まで不調で苦しんだ選手が放った一打は、試合の流れを決める値千金の決勝ホームランとなった。
  • 彼は無名の選手だったが、値千金のゴールで、その名前は津々浦々に広まった。
  • 草野球で助太刀を頼んだ彼が値千金のホームランを打ってくれた。

「値千金」の類語

「値千金」には以下のような類語があります。

  • 決定的な
  • 千金に値する
  • 万金に値する
  • 計り知れない価値の

価値が高いことは、千金とか、万金とか、計り知れないとか、いろいろな言い方がありますが、いずれもムチャクチャ価値が高いという点でこれらの類語は共通していますね。

まとめ

「値千金」は、非常に価値が高いという意味ですが、例文を見ていると野球やサッカーなどスポーツで使われることがほとんどです

あとは、西日本新聞のプレゼントキャンペーンぐらいでしょうか・・・

実際、スポーツの試合を観ていると、ここで一発、あるいは一本欲しい時に、ホームランを打ったり、ゴールを決めたりしてくれたら、ムチャクチャ嬉しいものですよね。

逆に、そういった値千金の価値を感じることが出来るからそ、スポーツというのは面白いのかもしれません。