イナフ(enough)の意味・使い方・類語・反対語をまとめて解説

イナフの意味


イナフの英語でのスペルは、“enough” です。

英語の“enough”は形容詞として使うことが多く、

  • 十分な
  • 必要なだけの
  • 不足のない
  • 足りている

という意味があります。

普通に足りていると表現する時もあれば、「飽き飽きするぐらい十分だ」とネガティブな感情を含めて使われる時もあります

また、形容詞だけでなく、副詞として、

  • 十分に
  • 全く
  • まずまず

という意味で使ったりもします。

イナフの使い方

イナフは、以下のような形で使われます。

ノットイナフ

英語で表現すると、“not enough” です。

十分であることを“not”で否定する訳ですから、「十分でない」という意味になりますね。

ネバーイナフ

英語で表現すると、“never enough” です。

これも、ナットイナフと同様、十分であることを否定していますが、“never” は、“not” よりも否定の意味が強いです。

ですから、ネバーイナフは、「全く十分じゃない。決して満たされない」とより感情を込めた意味になります。

キャントゲットイナフ

英語で表現すると、“can’t get enough” です。

ここでの“enough”は、副詞として使われ、「十分に得られない」ことを意味します。

ですから、「物足りない」と訳すことも出来ますね。

グッドイナフ

英語で表現すると、“good enough” です。

“good”は形容詞なので、ここでの“enough”も、副詞として使われます。

ここで、元々の“enough” は、「十分だ」という意味で訳されることが多いので、グッドイナフは、「かなり十分だ」というニュアンスで捉える方も多いです。

ただ、実際に、グッドイナフが使われる場合は、「申し分ないとは言えないけど、まあ、いいんじゃないかな」と少し曖昧な表現になります。

イナフイズイナフ

英語で表現すると、“enough is enough” です。

「十分な」という意味の“enough”を2回使っているので、とにかく十分すぎることが分かります。

ですから、日本語では、「もういい加減にして」とか「もうやめて」と訳すことが出来ます。

ワールドイズノットイナフ

英語で表現すると、“world is not enough” です。

「007ワールド・イズ・ノット・イナフ」という映画のタイトルでも意味が気になった方もいらっしゃるのではないでしょうか。

主人公のジェームスボンドの話によると、 ワールドイズノットイナフは、ボンド家の家訓とのことです。

意味は「世界は十分でない」です。

ただ、それだけ言われてもピンと来ない人がいらしゃるかもしれません。

映画の中で、石油王の娘であるエレクトラに捕まったボンドが、エレクトラから

「私と組めば、世界と組めたのに」

と言われたのに対して、

「ワードルドナットイナフ(世界じゃ不足だ)」

と答えるような形で使われています。

つまり、たとえ世界を得たとしても十分じゃないという意味で使われています。

どれだけ野心が強いんだという感じですね。

イナフの類語

イナフには、以下のような類語があります。

  • フル(full):いっぱいの、満ちた
  • サフィシェント(sufficient):十分な、足りる
  • アディクウィトゥ(adequate):十分、適切な、適当な

イナフの反対語

イナフの反対語は以下のようになります。

  • ラック(lack):不足している
  • インサァフィシャントゥ(insufficient):不十分な、不足な
  • イナァディィクゥアトゥ(inadequate):不十分な、不備な