こんにちは!“言葉力”編集長のケンです。
先日、妻が体重計に乗って悲鳴を上げていました。
「あっ、遂に大台に乗ってしまった・・・」
私には、その大台が何kgかは恥ずかしがって教えてくれないのですが、私は妻の体重もさることながら、「大台に乗る」という言葉が気になってしまいました。
みんな「大台に乗る」ってどれくらいの基準を言っているのでしょうか?
そこで、ここでは「大台に乗る」の意味や使い方・例文についてお伝えしていきます。
「大台に乗る」の意味
「大台に乗る」とは、金額や数量などで大きな区切りや境目の達することを意味します。
ここでの「大台」は一般的に株式などの相場の状況を指す時に使われます。
株式市場のニュースを見ていたら、「〇〇円の大台に乗った」とか「〇〇円の大台を割ってしまった」と聞く時は多いですよね。
また、この言葉は、年収、貯金、体重、年齢などでもよく使われます。
「大台に乗る」の使い方・例文
次郎
太郎
という感じで「大台に乗る」は使われたりしますが、大台の基準はその時の状況や価値観によって異なります。
そこで、例文を挙げながら、具体的にご紹介していきます。
年収(収入)が大台に乗る場合
年収は、サラリーマンであれば、やっぱり1,000万でしょうし、起業家であれば1億を目指したいところですよね。
- 部長に昇進して、役職手当が付くようになり、遂に年収が1,000万円の大台に乗るようになった。
- 副業で月収が1000万円の大台に乗るようになったので、会社を辞めて独立することにした。
- 年収が1億円の大台に乗る人は発想や生活習慣が普通の人と根本的に違うような気がする。
貯金が大台に乗る場合
貯金は、1,000万円が大台だと考える方が多いようです。
- 貯金がやっと1,000万円の大台に乗ったが、それぐらいの貯金がある人は意外に多いようである。
- 貯金が1億円の大台の乗れば、人生の選択肢がいろいろ増えてくると思う
体重が大台に乗る場合
体重は、男性と女性によって基準が違いますが、女性の場合だと、60kgが大台でしょうか・・・
- お正月にゴロゴロしていたら体重が60kgの大台に乗ってしまったからダイエットをがんばらなくちゃ。
- 体重が増えることは、あまり気にしていなかったが100kgの大台に乗るとさすがに健康に良くないので、体重を落とそうと思っている
年齢が大台に乗る場合
年齢は、10代、20代では大台という表現を使いませんが、結婚適齢期に影響する年齢は、高齢になった時に大台という表現がよく使われます。
- 女性は年齢が30歳の大台に乗ると結婚に対する焦りが湧いてくる人が多い。
- 遂に60歳の大台に乗ったので、これからは老後のプランをしっかり立てていこうと思う。
- 50歳の大台に乗ると人生の半分は折り返したんだとしみじみ考えるようになる。
まとめ
「大台に乗る」は、大きな区切りや境目に達する時に使いますが、そこでの大台は、一生懸命がんばれば何とか届く基準であったり、それだけは何とか避けたい基準であったりと、その時の状況によってニュアンスが変わって来ます。
ですから、使い方によって、ポジティブにもネガティブにも捉えることが出来る言葉だと言えます。
年齢は、歳を重ねるごとにいずれ大台に乗ってしまうことはしょうがないですが、体重は大台に乗ることを気を付けつつ、年収や貯金は大台に早く乗せることが出来るようがんばりたいですね!