こんにちは!“言葉力”編集長のケンです。
私の知り合いで、日本のいろいろなところを旅しながら、ご当地ラーメンを食べるのが趣味の人がいます。
その人が、「所変われば品変わる」でラーメンも地域によっていろいろあるんだよねえと感慨深く話していました。
その時、「所変われば品変わる」という言葉が気になりまして・・・
そこで、ここでは、「所変われば品変わる」の意味、例文、類義語などについて解説をしていきます。
「所変われば品変わる」の意味
「所変われば品変わる」の読み方は「ところかわればしなかわる」です。
「所変われば品変わる」は、
- 土地が変わると、風俗や習慣が違う
- 同じものでも、土地が違うと、呼び名や用途が違う
という2パターンの意味があります。
「所変われば品変わる」の例文
この間、アメリカに行って感じたんだけど、アメリカでは、日本だと、あまり見かけないピックアップトラックが大人気なんだね。
次郎
太郎
所変われば品変わると言われるように、国によって求められる車の機能って違うからねえ。
という感じで「所変われば品変わる」は使われたりしますが、他にもこういった使い方があります。
- 所変われば品変わるで、国によって食事のマナーがまったく違うことはよくある話だ。
- 濃い味を好む関東と薄味を好む関西ではおいしい料理も変わってくる。まさに、所変われば品変わるだ。
- 旅行で、チーズを山から転がす祭りを見かけたが、所変われば品変わるで、祭りのスタイルも様々である。
「所変われば品変わる」の類義語
「所変われば品変わる」の類義語としては以下のようなものがあります。
- 京へ筑紫に坂東さ京へ筑紫に坂東さ(きょうへつくしにばんどうさ)
- 所変われば木の葉も変わる(ところかわればこのはもかわる)
- 所変われば水変わる(ところかわればみずかわる)
- 難波の葦は伊勢の浜荻(なにわのあしはいせのはまおぎ)
まとめ
「所変われば品変わる」は日本と世界を比べた時だとより顕著ですが、日本国内でも、地域によって様々な違いがありますよね。
方言や料理、考え方などなど、気候や風土が違うと、ここまで違うものかと感じる時も多いものです。
実際、そういった違いに直面すると、当惑したり、カルチャーショックを受けたりすることも時にはあるものです。
ただ、地域によって、いろいろなものが変わるのは、ある意味、当たり前のことなので、その違いを楽しむぐらいの気持ちで捉えていければいいんじゃないかなと思います。