こんにちは!“言葉力”編集長のケンです。
先日、ニュースで盲目のピアニストという方の特集を組んだ番組が放送されていたんですね。
するとコンサートに参加した人が「彼の演奏に心を打たれました」と語っていました。
その時、「心を打たれる」という言葉が気になったんです。
実際、「打たれる」って表現されると、どれだけ強い感動なのか気になってしまったので。
そこで、ここでは、「心を打たれる」の意味、例文、類義語について解説をしていきます。
「心を打たれる」の意味
「心を打たれる」とは、強く感動させられるという意味です。
「打つ」という言葉を聞くと、たたくとか、ぶつという意味を思い浮かべる人もいるかもしれません。
しかし「打つ」には、心に強い感動を与えるという意味もあります。
「打つ」という表現を使うと、かなりの衝撃というか、感動の強さがビンビン伝わりますよね。
実際、ちょっとした感動ぐらいでは、「心を打たれる」という表現は使いません。
「心を打たれる」は本当に感動した気持ちを伝えたい時こそ、ふさわしい表現だと言えます。
「心を打たれる」の例文・使い方
次郎
太郎
という感じで「心を打たれる」は使われたりしますが、他にもこういった使い方があります。
- 彼の天才的な文章に多くの人が心を打たれた。
- 選手たちの最高のパフォーマンスに心を打たれた観客は惜しむことなく万雷の拍手を送った。
- グランドキャニオンの絶景に観光客は心を打たれた。
- 忠犬ハチ公の物語に心を打たれて、いつか秋田犬を飼いたいと思っている人は多いようだ。
「心を打たれる」の類語
「心を打たれる」の類語には、次のような表現があります。
感動を表す時には、心以外にも、胸や魂という表現を使う時もよくありますよね。
まとめ
何かに感動をした時、普通に「感動した」と言っても良いのですが、本当に感動した時は、「心を打たれる」という表現を使った方が、深く感動した思いが、伝わります。
実際、普段の生活の中で、「心を打たれる」シーンは、それほど多くはないのかもしれません。
ただ、就活の面接では、「最近一番感動したことは?」と心を打たれた出来事について、聞かれることも多いそうです。
あなたは、いつ心を打たれましたか?
時には、過去の自分を振り返りながら、心を打たれたシーンに想いを巡らせつつ、新たな感動を求めて、がんばっていければいいですよね。
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