こんにちは!“言葉力”編集長のケンです。
先日、感動的な作品と評価の高い映画を観に行った友達が、「どんな試練があっても立ち向かって生きていこうとうする主人公のひたむきな姿に胸を打たれたよ。」と感想を話していました。
その時、「胸を打たれる」という言葉を聞いて、この慣用句が意味する感動の度合いはどれくらい強いのかなあといろいろ考えていました。
そこで、今回は「胸を打たれる」の意味、例文、そして類語について解説をしていきます。
「胸を打たれる」の意味
「胸を打たれる」とは、強く感動させられるという意味です。
「胸を打つ」という慣用句がありますが、その受身形となります。
人は、スポーツでひたむきに頑張る人を見た時、素晴らしい生き方を見た時、深い言葉を耳にした時など、心がジーンと震えることがありますが、そういった時に「胸を打たれる」という表現を使います。
「胸を打たれる」の例文・使い方
次郎
太郎
という感じで「胸を打たれる」は使われたりしますが、他にもこういった使い方があります。
- どんなことがあっても妻を守ろうとする夫の献身的な姿勢に胸を打たれた。
- 子供が必死になってがんばる姿や、負けた時、悔しくて泣いてる姿を見ると、自然と胸を打たれる。
- ドラマで、主人公が語ったセリフに胸を打たれる人が続出した。
- この本には胸を打たれる言葉がたくさん詰まっているので、是非、読んで欲しい。
「胸を打たれる」の類語
「胸を打たれる」には以下のような類語があります。
- 感動する
- 心を打たれる
- 感銘を受ける
- 胸に響く
- 心を揺さぶられる
- 琴線に触れる
どれも感動するという意味で共通していますね。
「心を打たれる」との違いは?
「胸を打たれる」には、「心を打たれる」という類語があるので、どんな違いがあるのか気になる方もいらっしゃるかと思いますが、基本的に同じ意味です。
なぜなら、胸の位置に心があると一般的には思われているからです。
ですから「胸を打たれる」と使っているところで「心を打たれる」という表現に言い換えても、問題はありません。
心を打たれるの意味・例文・類義語!どれほど強い感動なのか?まとめ
「胸を打たれる」とは、強く感動するという意味ですが、この慣用句は、感動を意味する表現の中でも、かなり深い感動の部類に入る表現だと言えます。
なぜなら、「打たれる」というのは、かなり強い表現になるからです。
ですから、胸にジーンと響くような感動を覚えた時は、是非、この慣用句を使ってみて下さい。