こんにちは!“言葉力”編集長のケンです。
以前、常勝軍団と言われた野球チームがその期待に応えて優勝した時のことです。
チームのキャプテンが「肩の荷が下りた」と語って号泣していたのがすごく印象的でした。
やっぱり、プレッシャーは半端なかったんだろうなあと思いつつ、「肩の荷が下りた」という言葉が気になってしまいました。
なぜ、肩の荷なのでしょうか・・・
ということで、今回は、「肩の荷が下りる」の意味や例文についてお伝えしていきます。
「肩の荷が下りる」の意味
「肩の荷が下りる」とは、責任や負担から解放されて楽になるという意味です。
ここで「なぜ、肩なのか?」と思う方もいらっしゃるかと思います。
実は、「肩」には、「背負った責任」という意味があります。
例えば、「今回のプロジェクトの成功は君の肩にかかっているよ。」と言ったりします。
私達が、責任を感じた時、肩が重たいなあと感じるのもそのせいかもしれませんね。
「肩の荷が降りる」でも大丈夫?
「肩の荷がおりる」は漢字で書くと「肩の荷が下りる」です。
ただ、ニュース記事などを見ていると「肩の荷が降りる」と書くところもあるので、「降りる」でも間違いではないのかもしれません。
厳密に言えば、
- 下りる:「上る」の反対で上から下に移る
- 降りる:「乗る」の反対で乗り物の中から外へ出る
という違いがありますが、普段は同じ意味として使われることが多いからです。
「肩の荷が下りる」の例文・使い方
次郎
太郎
という感じで「肩の荷が下りる」は使われたりしますが、他にもこういった使い方があります。
- 子供達が、みんな就職してくれて、親としては、やっと肩の荷が下りた気がする。
- 遂に引退宣言をした横綱は肩の荷が下りたせいか晴れ晴れとした表情をしていた。
- 塾の生徒が第一志望の大学に合格し、塾の先生も肩の荷が下りてホッとした。
- ものすごいプレッシャーだったが、無事に一位を取ることが出来て肩の荷が下りた。
まとめ
「肩の荷が下りる」という言葉を聞くと、逆に、その人は、今まで様々なプレッシャーやストレスを感じながら、がんばってきたんだなあと思います。
人は、社会や家庭の中で、何らかのプレッシャーやストレスを感じながら、生きているところってありますよね。
肩の荷が重いと感じて、大変な方もいらっしゃるかと思いますが、他にも同じような苦労をしながら、がんばっている人もたくさんいますので、肩の荷が下りるまで、共にがんばりましょう!
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