触らぬ神に祟りなしの意味・例文!職場の人間関係でどう生かす?

「触らぬ神に祟りなし」の意味


触らぬ神に祟りなしとは、物事に関わらなければ余計な災いに巻き込まれる心配はないという意味です。

また、そこから、面倒なことには手を出さない方が良いという意味もあります。

触らぬ神に祟りなしという言葉を聞いて、「なぜ、神に関わらない方が良いのか?」と不思議に思う方もいらっしゃるかもしれません。

実際、神という存在は、一般的には、人々にご利益をもたらしてくれるありがたいイメージがありますよね。

ただ、日本では、昔から八百万神(やおよろずのかみ)といって、山や川など森羅万象に神がいるという考え方があります。

その中には、人々に幸せをもたらしてくれる神もいれば、下手に関わると罰を与える神もいます。

昔から、自然の災害が起こると、人々は「神の祟りだ」と畏れて来ました。

そういった神を畏れる考え方が、触らぬ神に祟りなしの言葉には含まれているのだと思います。

「触らぬ神に祟りなし」と職場の人間関係


触らぬ神に祟りなしは、職場の人間関係で、よく使われる言葉でもあります。

会社で勤めていると、一人や二人、必ず、扱いにくいというか、すぐキレるというか、関わると本当にヤバい人っていますよね。

そういった人に限って、憎まれっ子世に憚る(にくまれっこよにはばかる)みたな感じで、出世していたり、或いは、その人が社長だったり・・・

そのような神的(!?)な存在に対して、触らぬ神に祟りなしとは言っても、まったく無視するのは良くないから、相手の立場も考えて、理解して上げるように努めようという人もいます。

もちろん、そういう考え方も時には必要だと思います。

ただ、私の経験上、世の中には、本当に合わない人がいるのも事実です

ですから、その場合は、何とか相手に合わせるのではなく、うまく逃げることも、非常に大切なことです。

でも、完全に無視すると、職場がぎくしゃくした環境になってしまうので、最低限の挨拶はしておくことをお勧めいたします。

ちなみに、関わりたくない人が傍若無人な態度を取っていたり、他の人を傷つけていたりすると、その人を懲らしめたい気持ちが沸々と湧いてくる人もいるかと思います。

でも、人生はやったようにやられるようになっていて、人を傷つけてばかりいると、いつかその報いを受けるようになっています

ですから、後は、本当の神に委ねて、あなたがやるべきことを黙々とやっていく方が良いと思います。

「触らぬ神に祟りなし」の使い方・例文

部長は、せっかく提出した企画案が却下されたからか、今日は、随分、ご機嫌斜めだよね。

次郎

太郎

触らぬ神に祟りなしだから、今日は、部長をそっとしておいて上げるのがいいよ。
  • 街中で若者同士が口論をしているけど、触らぬ神に祟りなしだ。下手に関わらない方が良い。
  • 妻が怒ると、何を言っても感情的に反発するだけだから、触らぬ神に祟りなしということで、妻の機嫌が良くなるまで、ジッと耐え忍ぶしかない。
  • 今の国際情勢の中で、中国に工場を作るのは危険だよ。触らぬ神に祟りなしとも言うから、絶対にやめるべきだ。
  • 女性同士の喧嘩に男が首を突っ込むと、返り血を浴びることになるよ。触らぬ神に祟りなしだ。流れに任せる方が良い。
  • 本当は良い案があるんだけれども、下手に提案すると、上司からボロクソ批判される可能性もあるから、触らぬ神に祟りなしというこで、黙っておくことにした。

「触らぬ神に祟りなし」の類語

触らぬ神に祟りなしの類語には以下のようなものがあります。

  • 近づく神に罰当たる
  • 当たらぬ蜂には刺されぬ
  • 君子危うきに近寄らず
  • 七日通る漆も手に取らねばかぶれぬ
  • 無用の神たたき
  • 触り三百(さわりさんびゃく)※ちょっと触っただけで三百文の損をすること

「触らぬ神に祟りなし」の反対語・対義語

触らぬ神に祟りなしの反対語や対義語には以下のようなものがあります。

  • 寝た子を起こす
  • 藪(やぶ)をつついて蛇を出す
  • 義を見てせざるは勇無きなり
  • 火に油を注ぐ
  • 虎の尾を踏む
  • 神経を逆撫でする

触らぬ神に祟りなしの反対語というと、関わった方が良いという意味のことわざをイメージする方もいらっしゃるかもしれません。

ただ、ここでは、関わることによって、大きな問題が起こってしまうという言葉が多いです。