こんにちは!“言葉力”編集長のケンです。
今年頂いた年賀状の中に、少し寂しい文面がありまして。。。
「寄る年波にあらがえず、本年をもちまして、最後の挨拶とさせて頂きます。」
そこで見た「寄る年波」という言葉がジワリと心に残りました。
やはり、歳を取ってくると、年齢という波がジワリジワリと押し寄せてくるんだなと。。。
ということで、今回は、「寄る年波」の意味や例文(使い方)、そして類語について解説をしていきます。
「寄る年波」の意味
「寄る年波」の読み方は「よるとしなみ」です。
「寄る年波」とは、じわりじわりと寄って来る加齢という意味です。
また、ここでは「年が寄る」に「波が寄る」をかけています。
「寄る年波」は、主に一定の年齢に達して、若い時の頃にように行動が出来ないと感じている人が使う言葉ですよね。
「寄る年波」の例文・使い方
次郎
太郎
という感じで「寄る年波」は使われたりしますが、他にもこういった使い方があります。
- 寄る年波に負けないよう、40代に入ってからジム通いを始めた。
- 70歳で病院通いを続けている男性は、寄る年波は越えられないことを痛感している。
- 自然の流れに従うことも大切だが、時には、寄る年波に抗うことも必要だ。
- 昔は、脂っこい食べ物が大好きだったが、寄る年波で今はすっかり苦手になってしまった。
「寄る年波」の類語
寄る年波の類語には以下のような言葉があります。
- 高齢
- 老齢
- 老衰
- 加齢
年を取ることを、こういった表現で言っても問題ありませんが、「寄る年波」と表現すると、より実感のこもった雰囲気が伝わりますよね。
まとめ
「寄る年波」とは、まるで波のように、加齢が進んでいくことを意味しますが、ある意味、ちょっと怖い言葉でもありますよね。
どんなにお金持ちでも、体を鍛えているスポーツ選手であったとしても、誰にでも等しく、「寄る年波」は襲ってくるからです。
ただ、だからといって、「寄る年波」に気持ちで簡単に負けてしまうのは良くないのかなと思っています。
そもそも、「寄る年波には勝てない」と言った時点で負けというか・・・
ですから、私自身、この「寄る年波」に対して、長期戦で出来るだけ抗うことが出来るよう、普段から、食事と運動には最大の関心を払っております^^