舌を巻くの意味・由来・例文・類語!なぜ驚きの表現となるのか?


こんにちは!“言葉力”編集長のケンです。

私の知り合いの社長さんはもうじき70歳になるのですが過ぎているのですが、今でも精力的に仕事をされているんですね。

その会社の部下の人に聞いたら、「社長の年齢を感じさせないパワーには舌を巻きますよ」と話していました。

その時、「舌を巻く」という表現を聞いて、「なぜ舌を巻くのかな」と思ってしまいまして・・・

そこで、今回は「舌を巻く」の意味、由来、例文、そして類語について解説をしていきます。

「舌を巻く」の意味

「舌を巻く」は慣用句として使う場合、ひどく驚いたり、感心したりするという意味になります。

この言葉は、すごいものを見たり、体験したりした時に褒め言葉として使われるのが一般的です。

逆に、ただ驚いただけの時には使いません。

例えば、レストランの料理がものすごく美味しい時は舌を巻く時がありますが、料理の値段がものすごく高い時は舌を巻くという表現は使わないという感じです。

「舌を巻く」の由来

「舌を巻く」の出典は、中国の漢書である揚雄伝です。

そこに、「舌巻」という表現があるのですが、訓読みをしたら「舌を巻く」となります。

ですから、「舌巻」とは、舌の先を奥へ丸めてしまうという意味です。

舌を丸めてしまうと、話すことが出来なくなることが語源となり、驚きで圧倒されて言葉が出なくなることを「舌を巻く」というようになったと言われています。

そう聞くと、「スペイン語だと巻き舌で話すよ」と突っ込む方もいらっしゃるかもしれませんが、これはあくまでも日本語でのお話ということで・・・

「舌を巻く」の例文・使い方

彼にデータの集計を任せると、びっくりするぐらい見やすい表やグラフを作って来るんだよね。

次郎

太郎

彼のデータ管理能力の高さには本当に舌を巻くよ。こういう人が会社にいると重宝されるよね。

という感じで「舌を巻く」は使われたりしますが、他にもこういった使い方があります。

  • 入社一年目でここまでの仕事が出来るようなるとは、彼の成長に舌を巻くよ。
  • オーディションに参加した人達のレベルの高さは、プロも舌を巻くほどだった。
  • その古代遺跡の建築技術は、現代の専門家も舌を巻くほどの高いレベルのものであった。
  • この人気店のスイーツは、舌を巻く美味しさである。

「舌を巻く」の類語

「舌を巻く」には以下のような類語があります。

まとめ

「舌を巻く」は、あまりにも優れているものを見たり、体験したりする時に、驚いたり、感嘆したりすることを意味します。

「舌」を使った言葉には、「舌打ち」という表現もあるので、「舌を巻く」という言葉も、上から目線に感じる人もいるかもしれません。

ただ、「舌を巻く」ことは、特に失礼な言い方ではないので、目上の人に使っても大丈夫です。

逆に「舌を巻く」は褒め言葉なので、目上の人、目下の人、関係なく周りの人からそう言われるぐらい実力を身に付けていきたいものですよね。