要領を得ないの意味・例文・類語・英語での表現を徹底解説!


先日、友達が、「妻は、話が長いけど、要領を得ないから、聞いていると、ついついイライラしてしまうんだ。」と苦笑いをしながら、話してしました。

その時、「要領を得ない」って具体的にはどんなことなんだろうと考えてしまいまして・・・

そこで、今回は「要領を得ない」の意味、例文、類語、そして英語での表現について解説をしていきます。

「要領を得ない」の意味

「要領を得ない」とは、大事な点がはっきりせず、分かりづらいという意味です。

要領という言葉には、「物事の主要な部分」とか「物事をうまく処理する方法」などの意味があります。

それがないということですから、非常に厄介ですよね。

大事な点が分からない話し方や受け答えされると、何を言っているのか、本当に分からなくなってしまいます。

また、仕事をする上でも、大事なポイントが抜けていると、なかなかうまくいかないものです。

そんな時に「要領を得ない」という慣用句を使います。

「要領を得ない」の例文・使い方

取引先から依頼のメールが来たんだけど、結局、何を言いたいのかよく分からなくて困っているんだ。

次郎

太郎

僕にも、時々、要領を得ないメールが来る時があるけれども、そういった時は、直接、電話で聞いたり、もう一度、メールで内容を確認したりした方がいいよ。

という感じで「要領を得ない」は使われたりしますが、他にもこういった使い方があります。

  • 政治家の答弁を聞いていると、要領を得ない回答が多いが、多分、意図的にやっているんだと思う。
  • 彼は部下が要領を得ない受け答えばかりをしていたため、イライラが溜まり、遂に感情が爆発してしまった。
  • 接客をする際、いつも一生懸命、説明をしているつもりだが、話し方が要領を得ないせいか、なかなか理解してもらえないことが多い。
  • 彼に今日の仕事内容を説明したが、要領を得ない様子だったので、再度、説明することにした。
  • 上司が要領を得ない人だと、仕事がまったく進まず、部下へのしわ寄せが大きくなってしまう。
  • 彼女は家事を切り盛りしようとしたが、元々要領を得ない人だったので、借金がどんどん膨らんでしまった。

「要領を得ない」の類語

「要領を得ない」には、以下のような類語があります。

  • 掴みどころのない
  • ハッキリしない
  • 捉えどころのない
  • 曖昧な
  • 言いたい事が分からない

「要領を得ない」を四字熟語で表現すると?

「要領を得ない」を四字熟語で表現すると、不得要領(ふとくようりょう)となります。

ただ、あまり日常生活では使わないので、普通に「要領を得ない」という表現を使うのが良いでしょう。

「要領を得ない」を英語で

「要領を得ない」を英語では以下のように表現することが出来ます。

  • pointless
  • obscure(曖昧な)
  • no efficient(効率的でない)

日本語の意味に一番近い表現は、“pointless”だと言えますが、あとは、状況に応じて表現を使い分けて下さいね。

まとめ

「要領を得ない」とは、要点がはっきりせず、筋道が立たないという意味ですが、そういった話し方や受け答えをする人って、時々、いらっしゃいますよね。

私も、そのようになってしまう理由や改善方法を考えてみたのですが、一番良い方法は、結論を先に言うことだと思います。

もし、要領を得ないと回りから思われていたり、自分は絶対にそんな人だと思われたくない方がいらっしゃれば、是非、その方法を実践してみて下さい。

結構、簡単に要領をつかむことが出来るはずですよ。