以前、会社の仕事になかなか慣れなかった時、先輩が「オレも仕事が出来るようになるまで3年掛かったから、長い目で見た方がいいよ。」とアドバイスをしてくれたんですね。
そして、今になって「長い目で見る」ことの大切さを身に染みて感じています。
ということで、今回は、「長い目で見る」ということわざの意味、例文、類語、そして英語での表現についてお伝えしていきます。
「長い目で見る」の意味
「長い目で見る」とは、現状だけで判断せず、気長に将来を見守るという意味です。
人は、気持ちに余裕がないと近視眼的になりがちですが、そんな時でも、先をしっかり見据えながら、長いスパンで考えていこうという時に使う言葉です。
「長い目で見る」の例文・使い方
次郎
太郎
という感じで「長い目で見る」は使われたりしますが、他にもこういった使い方があります。
- 彼は、高卒1年目のルーキーなんだから、まだ結果が出ないのは当たり前。もっと長い目で見る必要があるよ。
- この投資をすると、一時的には負債が増えるが、長い目で見れば、莫大な利益を生み出す可能性がある。
- 長い目で見ると、増税は景気に深刻な影響を与える。
- ビジネスで成功する秘訣は、目の前の結果に一喜一憂せず、長い目で見ながら、やるべきことを続けていくことだと思う。
- 若い時に、しっかり筋肉を付けておけば、長い目で見ると、健康な肉体を維持することが出来る
- 結婚を前提とした付き合いをしたい場合は、一目惚れしても、長い目で見る必要がある。
「長い目で見る」の類語
「長い目で見る」の類語には以下のようなものがあります。
- 長いスパンで見る
- 長期的に見る
- 大局的観点から見る
- マクロ的立場から見る
長い目で見ることも、広い目で見ることも世の中では大切ですよね!
「長い目で見る」は英語で何て言う?
「長い目で見る」ことは、日本だけでなく世界でも当然、大切なことですね。
英語の場合は、以下のような表現を使います。
- in the long run:「長い目で見ると」という意味
- take a long view :「長い視点で見る」という意味
- eventually :「結果的に」という意味ですが、「長い目で見る」と似たようなニュアンスで使えます
「長い目で見る」ことは仕事でも恋愛でも大切
「長い目で見る」ことは仕事や恋愛でも非常に大切なことだと思います。
例えば、ビジネスをやる場合、最初の数か月で結果が出ることは稀です。
「石の上にも3年」という言葉があるくらい、一人前になって成功するには、本当に長い目で見る必要があります。
恋愛だってそうですよね。
恋愛をしている最初に感じるドキドキした気持ちは、ある種、熱病みたいなものですから、時間と共に必ず冷めていきます。
だからこそ、長い目で見ながら、お互いの信頼関係をコツコツ築き上げていくことがすごく大切です。
もちろん、長い目で見ることは、簡単に見えて、実は難しい時の方が多いのですが、決して焦ることなく、一時の感情に振り回されることなく、じっくり取り組んで行きましょうね。
(と半分は、自分に言い聞かせていますが・・・)