先日、名将と言われる高校野球の監督が「本人の野球の調子だけでなく、普段の生活態度や勉強の成績にも目を配るようにしています」という記事を見かけました。
その時、「目を配る」という表現がちょっと気になったんですね。
そこで、今回は「目を配る」の意味、例文、類語などについて解説をしていきます。
「目を配る」の意味
「目を配る」とは、注意してあちこちを見るという意味です。
ただ単に周囲を注意して見るという時にも使いますし、関心をもって見るという時にも使います。
「目を配る」の例文・使い方
次郎
太郎
という感じで「目を配る」は使われたりしますが、他にもこういった使い方があります。
- 学校の先生は、生徒全員の細かい部分まで目を配る必要があるから大変だ。
- その団体は、社会的弱者にもっと目を配るべきだと訴えた。
- 世界に目を配ると、法人税が安い国は意外とたくさんあることが分かる。
- 仕事が出来る人は、絶えず、全体に目を配ることが出来ている。
「目を配る」の類語
「目を配る」には以下のような類語がありますので、こういった言葉に言い換えることも出来ます。
- 意識を向ける
- 注視する
- 気に掛ける
- 注意する
- 注意を向ける
- 目を向ける
- 気を配る
- アンテナを張り巡らす
「気を配る」との違いは?
「目を配る」の類義語として「気を配る」という表現がありますが、どんな違いがあるのでしょうか?
どちらも注意して見るという意味では共通していますが、「気を配る」では、真心の気持ちを持って対応するという意味があります。
例えば「世界に目を配ると・・・」とは言いますが、「世界に気を配ると・・・」とは言いませんよね。
「目を配る」は、ただ周囲を見渡したり、厳しくチェックしたりする時にも使うという点で違います。
気を配るの意味・例文・類語!似た表現との違いも徹底解説!
まとめ
「目を配る」は、注意をしてあちらこちらを見るという意味ですが、こういった姿勢は家庭や職場でも非常に大切ですよね。
逆に、目を配ることが出来ない人は、独りよがりの行動に出てしまったりして、失敗したり、孤立をしたりしてしまいがちです。
特に、焦っている時ほど、周囲に見渡す余裕がなくなってしまいがちですが、そういった時こそ、少し深呼吸でもしながら、全体に目を配ってみてはいかがでしょうか?