気を配るの意味・例文・類語!似た表現との違いも徹底解説!


先日、私の先輩が「俺も50歳を過ぎたから、健康に気を配るよう心掛けているんだ。」と話していました。

その時、「気を配る」という言葉を聞いて、「気」を使った表現はいろいろあるよなあと考えまして・・・

そこで今回は、「気を配る」の意味、例文、類語、そして英語での表現について解説をしていきます。

「気を配る」の意味

「気を配る」とは、さまざまな事に注意を払い、配慮するという意味です。

相手が求めていることを察したり、状況から次に起こることを推測したりして、前もって行動したり、より全体に対して目を向ける時によく使います。

「気を配る」の例文・使い方

今日、上司から「誕生日おめでとう」って言われたけど、まさか、自分の誕生日を覚えてくれているなんて思っていなかったから、すごくびっくりしたよ。

次郎

太郎

やっぱり、そうやって部下の細かいところにまで、気を配ることが出来る人が、周囲からの人望と信頼を勝ち取っていけるんだろうね。

「気を配る」の例文1

「高齢者の自動車事故を減らすためには、運転手が安全運転に気を配ることも大切だが、自動ブレーキの普及も欠かせない。」

例文では、自動ブレーキの大切を強調していますが、基本はやはり安全運転の意識ですよね。

事故が起こらないよう、いろいろと注意を払う時には、「気を配る」を使います。

「気を配る」の例文2

「彼女とのデートをしっかり楽しむためには、デート中のマナーに気を配ることがとても大切だ。」

他人に対して「気を配る」という表現を使う場合、「気配り」と同じ意味として使うことが出来ます。

デートでは、失礼がないよう、そして相手の好感を得ることが出来るよう、様々な観点から配慮する必要がありますよね。

「気を配る」の例文3

「ビジネスで成功するには、実力も重要だが、身だしなみに気を配ることも必要である。」

人は内面も重要ですが、外見も非常に重要です。

人は見た目が9割とも言いますが、やはり第一印象で決まってしまう部分が大きいからです。

そうやって外見に配慮する際にも「気を配る」という表現を使います。

「気を配る」の類語と違いについて

「気を配る」には、似たような表現がありますが、具体的にはどんな違いがあるのか解説をしていきます。

「気を使う」との違い

「気を使う」は、「あれこそ心遣いをする」とか「配慮する」という意味があります。

「気を配る」と同じような意味で使われる時もありますが、「気を使う」は心配するというネガティブなニュアンスが含まれる時も多いです。

例えば、扱いにくい人を指して、「あいつには気を使うなあ」とは言いますが「あいつには気を配るなあ」とは言いません。

「気遣い」との違い

「気遣い」は、相手に対して失礼がないように、あれこれ気を掛けるという意味です。

人に対しては、「気を配る」も「気遣い」も同じような意味で使われることが多いです。

ただ、「気遣い」は基本的に人に対して使われる表現であるのに対して、「気を配る」は人以外にも使うことが多いという違いがあります。

「注意する」との違い

「注意する」は、対象となる物事に対して神経を集中させるという意味です。

「気を配る」も注意を払うという点では、意味が共通していますが、「気を配る」の方が、より全体をバランスよく見ているというニュアンスが伝わります。

「目を配る」との違い

「目を配る」とは、注意してあちこちを見るという意味です。

注意してみるという点では「気を配る」と同じ意味として使えますが、「目を配る」よりも「気を配る」方がより丁寧に対応するニュアンスが強くなります。

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「気を配る」は英語で何と言う?

「気を配る」は英語だと、

  • look after
  • pay attention to

と訳すことが出来ます。

look after は世話をするというニュアンスですし、pay attention to は注意を払うという意味でも使われます。

まとめ

「気を配る」とは、周りの事に対して、さまざまに注意を払うという意味ですが、全体をよく見渡していて、バランスが良いというニュアンスがあります。

他にも似たような表現がありますが、よりポジティブに使いたい場合は、「気を配る」を使うのが良いケースは多いです。