こんにちは!“言葉力”編集長のケンです。
私の友人の中にあ、奥さんに頭が上がらない人がいるのですが、何でそんなに恐がっているのか理由を聞いてみたんです。
すると、「怒ったら、目が据わって本当に恐いんだ。」と話していました。
ただ、その時、彼の恐怖心とはよそに「目が据わる?」「目が座る?」のどっちなのか考えてしまいました。
そこで、今回は、「目が据わる」の意味、使い方、そして類語について解説をしていきます。
「目が据わる」の意味
「目が据わる」とは、酒に酔ったり、怒ったりして、瞳が一点を見つめたまま動かない状態になることを意味します。
「据わる」には「しっかり定まる」という意味があり、「目が据わる」とは、そのままの状態を指します。
ですから、「目が据わる」には何か語源や由来があって、そのたとえから来ているという訳ではありません。
「目が据わる」は誤り
「目が据わる」は、「目が座る」ではないかと思っている人がいますが、これは誤りです。
「座る」とは「腰を下ろす」とか、「ある地位や役職に就く」という意味がありますが、目に関してはどちらも該当しないからです。
「目が据わる」の例文・使い方
次郎
太郎
という感じで「目が据わる」は使われたりしますが、他にもこういった使い方があります。
- そのワンマン社長は、自分の間違いを指摘されると、目が据わって、何も話さなくなった。
- 彼は、お酒を飲むと目が据わって怖い顔になるが、ただ眠いだけなので、気にしなくて良い。
- 君は、怒ると目が据わる癖があるが、そういうキャラは早く直した方がいいよ。
「目が据わる」の類語
「目が据わる」には以下のような類語があります。
- 酔いが回る
- 酔っぱらう
- 目に物を言わせる
- 睨み据える
- にらみ付ける
類語を見てもお分かりのように、基本的には、酔っぱらっているか、怒っているかのどちらかです。
ただ、酔っぱらったり、怒ったりしているからといって、必ず目が据わるという訳ではありません。
まとめ
「目が据わる」とは、目が一点を見つめて動かないことを意味しますが、基本的には、怒っているか、酔っているか、どちらかの時に該当するケースが多いです。
ただ、中には、普段の生活でも目が据わる状態になってしまう人もいらっしゃいます。
疲れていたり、眠かったりすると目が据わったりしてしまう時もありますが、周りから怖いと思われないためにも、普段から表情の管理はしっかりされることをお勧めいたします。