へそで茶を沸かすの意味・由来・例文・類語を分かりやすく解説!


先日、ある有名人が40代でプロ野球選手になると宣言したニュースを見て「へそで茶を沸かすよ」とコメントしている人がいました。

その時、「へそで茶を沸かす」という言葉を聞いて、本当にそういうことが出来るのかと思いまして・・・

ということで、今回は、「へそで茶を沸かす」の意味、由来、例文、そして類語について解説をしていきます。

「へそで茶を沸かす」の意味

「へそで茶を沸かす(臍で茶を沸かす)」とは、おかしくてたまらない、ばかばかしくて仕方がないという意味です。

「へそで茶を沸かす」には、滑稽なイメージがあることから、あざけりの意味で使われることも多いです。

ものすごくおかしい時にも使いますし、あまりにもばかばかしくて話にならないという意味でもよく使います。

「へそで茶を沸かす」の由来・語源

「へそで茶を沸かす」という慣用句の由来に関しては2つの説があります。

よじれたお腹の様子

ものすごくおかしい時、「腹がよじれるほど笑う」と言ったりしますよね。

その時、お腹の皮がよじれる様子が、お湯が沸き上がっている状態に似ているので、そこから、「へそで茶を沸かす」という慣用句が生まれたという説があります。

江戸時代の浄瑠璃

それとは別に、江戸時代の浄瑠璃に「へそを茶化す」という言い回しがあり、それが語源だという説もあります。

そこでの「へそを茶化す」とは、人のへそを馬鹿にするという意味です。

江戸時代は、素肌を人に見せることがなかったので、他人にへそを見せること自体が笑いの種となっていました。

それが、時代の流れと共に「へそで茶を沸かす」という言い回しに変わったというのですね。

個人的には、言葉の変遷に、少し無理があるようにも感じますが・・・

「へそで茶を沸かす」の例文・使い方

あの世界的企業の社長は、まだ従業員が2人しかいなかった時から、「この会社は世界一になる」と豪語していたんだって。

次郎

太郎

その信念を貫き通すところがすごいよね。多分、当時の社員達は、へそで茶を沸かす話だと思っていたんじゃないかな。

という感じで「へそで茶を沸かす」は使われたりしますが、他にもこういった使い方があります。

  • 1週間で10kgダイエットすることが出来るなんて、へそで茶を沸かすような話だね。
  • 無名のボクサーが、世界チャンピオンに勝ちたいなんて、へそで茶を沸かすわ。
  • 不祥事を起こした会社のその後の対応を見ていると、怒りを通り越して、へそで茶を沸かすレベルだ。
  • これだけの予算で、この問題を解決しろというなんて、へそで茶を沸かすような話だ。
  • 学校に遅刻した理由を聞いたら、「服がなかなか見つからなくて・・・」というへそで茶を沸かすような言い訳をしてきた。

「へそで茶を沸かす」の類語

「へそで茶を沸かす」には以下のような類語があります。

「笑止千万」

「へそで茶を沸かす」を四字熟語で言い換えるすれば、「笑止千万」が良いでしょう。

「笑止千万(しょうしぜんばん)」とは、非常にばかばかしいという意味です。

おもしろおかしくて笑うのではなく、あくまでもばかばかしかったり、気の毒に思ったりする時に使います。

「へそが茶を沸かす」

「へそが茶を沸かす」は、「へそで茶を沸かす」と同じ意味で使うことが出来ます。

実は、本来の正しい言い方は、「へそで茶を沸かす」ではなく、「へそが茶を沸かす」だとも言われています。

ただ、普段の生活では、どちらの表現を使っても大丈夫です。

「臍が宿替えする」

「臍が宿替えする(へそがやどがえする)」とは、おかしくてたまらないという意味です。

この慣用句も、腹がよじれるほど笑うことが語源となっており、「へそが茶を沸かす」と同じ意味で使えます。

まとめ

「へそで茶を沸かす」は、ものすごくおかしい時に使える慣用句です。

ただ、この言葉には、相手をばかりにしたり、あざけり笑ったりする意味が含まれる時も多いので、そういったニュアンスを理解した上で使って下さいね。