こんにちは!“言葉力”編集長のケンです。
最近、会社の業績がイマイチだったのですが、先日、無事にボーナスをもらうことが出来ました。
私の同僚も大喜びで「社長は本当に気前がいいなあ。よし、これからもっと精を出して仕事がんばるぞ!」と意気込んでいたんですね。
その時、「気前がいい」という言葉を聞いて、これって誉め言葉の時もあるけれども、そうじゃない時もあるのかなと思いまして・・・
ということで、今回は、「気前がいい」の意味、例文、類語、反対語、そして英語での意味について解説をしていきます。
「気前がいい」の意味
「気前がいい」とは、「金や物を出すことを惜しまない」、「ケチケチしない」という意味です。
「気前が良い(気前がよい)」とも言います。
「気前」とは、さっぱりとした気性を表し、金銭などを出すことを惜しまない性質を意味します。
特に、男性が食事や飲み会などで、奢って上げたりしたら、男らしくて格好いというニュアンスの誉め言葉で「気前がいい」という表現が使われたりしますよね。
「気前がいい」の例文・使い方
次郎
太郎
という感じで「気前がいい」は使われたりしますが、他にもこういった使い方があります。
- お金持ちだからといって、気前がいいとは限らない。
- 彼は気前がいいのでモテるが、その心理を探っていくと、実は性格が見栄っ張りなだけなのかもしれない。
- 1,000円の商品を買っただけなのに、1,000円分の商品券が当たるなんて、なんて気前がいいサービスなんだろう。
- 気前がいい人は、一時的には損をしているかもいれないが、巡り巡って得をしていることは実に多い。
- 彼女が気前がいい理由は、この間、宝くじに当たったためだ。
「気前がいい」の類語
「気前がいい」には以下のような類語があります。
- 羽振りがいい
- 太っ腹
- 金に糸目をつけない
- 景気が良い
- 惜しみなく使う
- 金離れが良い
- 金遣いが荒い
- 財布のヒモが緩い
「気前がいい」自体は、誉め言葉として使われることが多いですが、類語の中には、「お金にだらしがない」というニュアンスでけなす表現として使われるものもありますよね。
「気前がいい」の反対語
「気前がいい」の反対語は「気前が悪い」です。
いわゆる、出し惜しみをすることですよね。
また、悪口として言う場合は、「ケチ」とか「貧乏くさい」などと言ったりします。
「気前がいい」を英語で言うと?
「気前がいい」を英語で言うと、“generous”という形容詞が該当します。
“generous”には、「気前がいい」以外にも、「惜しみない」、「寛大な」、「寛容な」という意味もあります。
つまり、“generous”は、ただ、お金や物を出し惜しみしないという意味だけでなく、心の広さを表した言葉だと言う訳ですね。
まとめ
「気前がいい」は、出し惜しみをしないという意味で、基本的には、誉め言葉として使われます。
実際、気前がいい男性や女性は、周りの人からも人気があり、モテたりしますよね。
ただ、気前がいい人と結婚をしたりする場合は、少し注意が必要です。
なぜなら、気前がいい性格だと、浪費家になったり、節約が出来なかったりして、散財するリスクが増えるからです。
そういった意味で、気前がいい男性や女性や結婚を前提としたお付き合いにあると警戒される時もあるので、注意が必要かもしれませんよ。