羽振りがいいの意味・語源・使い方・類語とは?


こんにちは!“言葉力”編集長のケンです。

先日、友人同士で食事に行ったのですが、その内の一人の友達が「今日は、俺が払うから」と言いながら、奢ってくれたんです。

すると、別の友人が、「あいつ、最近、ビジネスがうまくいっているから、やっぱり羽振りがいいよなあ。」と言っていました。

その時、「羽振りがいい」という言葉が気になったんですね。

なぜ、羽を使うのかなとも思いまして・・・

そこで、ここでは、「羽振りがいい」の意味、語源、使い方(例文)、そして類語について解説をしていきます。

「羽振りがいい」の意味

「羽振りがいい」とは、世間における地位・勢力・人望に恵まれ、威勢がいいという意味です。

回りの人達に対して、気前よくお金を使うという点で、誉め言葉としても使われますが、その一方で、金遣いが荒いなど、少し心配した意味も含めて使われ時もありますよね。

「羽振りがいい」の語源

「羽振り」は、元々、鳥が羽を振るという意味ですが、威勢よく羽ばたく様子から勢力や権力を表すようになったと言われています。

また、その外にも

  • 鷹狩に使った鷹の羽の様子が良いことを指して、羽振りが良いと言った
  • 着物の柄がきらびやかで、その鳥の羽が鮮やかなことを羽振りが良いと言った

という説があります。

「羽振りがいい」の使い方・例文

取引先の社長さん、最近、社用の車をベンツに変えたそうだよ。

次郎

太郎

会社の経営がうまくいって、羽振りがいい証拠だね。うちの商品もたくさん買ってもらわないと。

という感じで「羽振りがいい」は使われたりしますが、他にもこういった使い方があります。

  • 最近は、好景気が続いているので、株式投資ている彼も羽振りがいいようだ。
  • 羽振りがいい彼氏は、彼女に豪華なプレゼントを贈った。
  • 近年は、IT企業の羽振りがいいので、入社を希望する学生が急増している。
  • 父の事業が羽振りのいい状態の時は、いろいろなところへ旅行に連れていってもらえた。
  • 羽振りがいい人だからだといって、その人がお金持ちだとは決して限らない
  • 羽振りがいい男性は、結婚をしてから、浪費をする傾向があるかもしれない

「羽振りがいい」の類語

「羽振りがいい」には以下のような類語があります。

  • 気前がいい(よい)
  • 金回りがいい(よい)
  • 金に糸目をつけない
  • 財布の紐が緩い
  • 景気が良い
  • ふところが温かい

「羽振りがいい」の類語は、聞けば聞くほど、うらやましい話ですよね~^^

まとめ

「羽振りがいい」とは、その鮮やかでダイナミックな羽のように、威勢が良いことを意味します。

もちろん、「羽振りが悪い」よりは「羽振りがいい」ことに越したことはありません。

ただ、中には、ちょっとお金が入って来ただけなのに、或いは、今後はどうなるか分からないのに、羽振りがいい行動をして、歯車がちょっと狂った時に転落してしまう人もいます。

そういった意味で、羽振りがいい人、特に男性を見かけたら、本当に大丈夫かどうか、きちんと見極めた方が良いかもしれませんね。