先日、ニュースを見ていると「最前線の現場で働いている人達の苦労話を聞くと胸が詰まる思いになった。」という表現を見かけたんですね。
その時、「胸が詰まる」って慣用句として使う場合も息苦しくなるのか考えまして。
そこで、今回は、「胸が詰まる」の意味、例文、そして類語について解説をしていきます。
「胸が詰まる」の意味
「胸が詰まる」には、食べたものが胸につかえるという物理的な意味もありますが、慣用句として使う場合は、感情が高ぶって胸が一杯になるという意味になります。
悲しい時、切ない時、辛い時、心配な時、或いは感動した時、抑えきれないような思いが湧いて来る時にこの表現を使います。
また、胸が詰まると、言葉を失ったり、涙が込み上がったりするケースが多いです。
「胸が詰まる」の例文・使い方
次郎
太郎
という感じで「胸が詰まる」は使われたりしますが、他にもこういった使い方があります。
- 大好きな方の訃報を聞いて、胸が詰まる思いになった。
- 現場で苦労している人達の事を考えると、胸が詰まる。
- 恩師からのメッセージが届くと、彼は胸が詰まり、言葉が出なくなってしまった。
- 久しぶりに両親に会ったが、心なしか小さくなった姿を見て胸が詰まる思いになった。
- 彼がふともらした一言に胸が詰まった。
「胸が詰まる」の類語
「胸が詰まる」は、以下のような類語に言い換えることが出来ます。
- 胸が張り裂ける
- 胸が一杯になる
- 心が痛む
- 胸が痛む
- 胸が苦しくなる
- 感動する
- 胸が一杯になる
- 感激する
- 感極まる
- 心が震える
胸が詰まる時が、悲しい時なのか、感動している時かによって、言い換えることが出来る類語は異なりますが、感情が高ぶるという点では、どの類語も共通していますね。
まとめ
肉体的に胸が詰まると、息が苦しくなって辛いものです。
また、慣用句として使う場合も、気持ちが高ぶるので、息苦しく感じる時もあります。
そのような観点で考えると、心と肉体は、やはり繋がっているのかなって思います。
実際、悲しみや辛さで胸が詰まった時は、涙が溢れるのを我慢している時が多く、それが詰まっているような感覚につながっている気がします。
ですから、そんな時は、いっそのこと、涙を流してしまうとスッキリするかもしれないですよね。