最近、転職をして友達が、「新しい職場では、ずっと気を張っているから疲れるんだ。」とつぶやいていました。
その時、「気を張る」という言葉が気になりまして・・・
そこで、今回は、「気を張る」の意味、例文、類語、対義語、そして英語での表現について解説をしていきます。
目次
「気を張る」の意味
「気を張る」には、「気持ちを引き締める」、「心を奮い立たせる」、「緊張させる」という意味があります。
慣れない環境にいる時、油断してはいけない時、失敗が許されない時、人は自然と気持ちがピーンと張りつめるような状態になります。
そういった時に「気を張る」という表現をよく使います。
「気を張る」の例文・使い方
次郎
太郎
という感じで「気を張る」は使われたりしますが、他にもこういった使い方があります。
「気を張る」の例文1
「赤ちゃんが歩けるようになると、どこに行くか分からないからお母さんは、ずっと気を張る必要がある。」
小さいお子さんを育てているお母さんは、子供のことをずっと注意して見ていなければならないので、すごく気を張りますよね。
育児という仕事は、ある意味、どんな仕事よりも大変ですし、だからこそ、何人も子供を育てているお母さんは本当に尊敬に値すると思います。
「気を張る」の例文2
「上司と一緒にお酒を飲んでいると、気を張っているせいか、全然酔わない。」
これは、例文として使っていますが、実際にそのような体験をする人は結構いらっしゃいます。
実際は酔っているけれども、リラックスできないから、酔っていること感じていないだけなのではという話もあるそうですが・・・
やはり、お酒は気を張る必要がないところで飲みたいものですよね。
「気を張る」の例文3
「悲しいことがあった時こそ、気を張ってがんばらないといけない。」
辛いことや、悲しいことがあった時は、気持ちが落ち込んでしまって、何もする気がなくなってしまいがちですよね。
しかし、そういった時にこそ、気を張って、耐え忍びながら、一生懸命がんばる必要があるのだと思います。
「気を張る」の例文4
「平日は、仕事でずっと気を張っていたが、週末は逆に気が緩んで、生活のリズムを崩し、風邪を引いてしまった。」
仕事をしながら、気を張っている時は大丈夫なのですが、その状態から解放されると、たまっていた疲れが出たり、生活リズムが崩れてしまったりして、一気に体調を崩してしまう時ってありませんか?
私自身も、そうなってしまう時が多いので、休みの時も、ある程度の気持ちの張りは必要なのかなって考えてしまいます。
「気を張る」の類語
「気を張る」には以下のような類語があります。
- 気を引き締める
- 気を抜かない
- 油断しない
- 緊張させる
- 神経を尖らせる
- 気持ちを集中する
「気を張る」の類語は、いずれも緊張感が伝わってくる表現となりますね。
「気を張る」の対義語
「気を張る」の対義語には以下のような表現が該当します。
- 気を緩める
- リラックスする
- 肩の力を抜く
- 脱力する
- 油断する
油断はしてはいけませんが、適度にリラックスすることは必要かなと思います。
「気を張る」を英語で言うと?
「気を張る」を英語で言うと、
- feel tense
- feel nervous
という表現が該当します。
いずれも、緊張するというニュアンスになりますが、気を張ると緊張するので、このように表現が出来るという訳です。
まとめ
人は、気を張らずにダラダラとし過ぎると、怠慢になってしまうので、ある程度、気を張る必要はあるかと思います。
ただ、その一方で、気を張りすぎると疲れてしまいますよね。
ですから、気を張るべき時はしっかり張り、気を緩めるべき時は、しっかりリラックスする、そういったバランス感覚がやはり大切なんだと思いますよ。