こんにちは!“言葉力”編集長のケンです。
以前、息子がアメリカへ留学する時に、現地でちゃんと生活が出来るかいろいろなことを心配していたんですね。
そのことを友人に話すと、友人は、「子供は親が考える以上にしっかりしているか、そこまで気を回す必要はないんじゃないかな。」と笑いながら答えていました。
その時、「気を回す」という言葉が気になったんですね。
やっぱり、自分の気持ちが空回りしているのかなと素直に感じまして・・・
そこで、ここでは、気を回すの意味、例文、類語などについて解説をしていきます。
「気を回す」の意味
「気を回す」とは、必要以上にあれやこれやと余計なことを考えることを意味します。
気を回すことは、気を使うと同じように、無理をしているようなニュアンスがあるため、良い意味よりは、悪い意味で使われることの方が多いです。
「気を回す」の例文・使い方
今度の朝礼のスピーチで何話そうか考えていると、仕事にも集中できなくなっちゃうんだよねえ。
次郎
太郎
確かに朝礼も大切だけれども、そこまで気を回す必要はないんじゃないかな。もっと気楽に考えようよ。
という感じで「気を回す」は使われたりしますが、他にもこういった使い方があります。
- 息子と連絡が取れないと、何かあったんじゃないかと、いろいろ気を回してしまう。
- 仕事柄、気を回すことが多いのだが、そういう生活をしていると、さすがに疲れてくる。
- 可愛い女性の関心を引こうとがんばったが、気を回し過ぎて変な質問をしてしまい、逆に嫌われてしまった。
「気を回す」の類語・言い換え
「気を回す」の類語や言い換えた表現には以下のようなものがあります。
- 忖度する
- 邪推する
- 余計な事を考える
- 気遣いをする
- 気を配る
まとめ
気を回すことは、悪い意味で使われることが多いと書きましたが、適度に気を回すことは仕事をしていく上でも、やはり大切なことだと思います。
周囲の環境を気にせず、まったく気を回すことをしなければ、逆に周りの人たちが振り回されたり、疲れたりすることが多いからです。
ただ、それでも日本人の中には、普段から気を回し過ぎて、疲れてしまう方もよく見かけます。
ですから、そういった人に対しては、「気を回す必要はないよ」と言って上げた方がバランスが取れて良いのかもしれませんね。