男冥利に尽きるの意味・例文・類語を分かりやすく解説!


こんにちは!“言葉力”編集長のケンです。

先日、ある空手の大会で優勝した時、感想を聞かれて「こういう大会で優勝できることは男冥利にに尽きます。押忍!」と言っていたんですね。

その時、「男冥利に尽きるってどういう意味?」と率直に思いまして・・・

ということで、ここでは「男冥利に尽きる」の意味、例文、類語、そして英語での表現についてお伝えしていきます。

「男冥利に尽きる」の意味

「男冥利に尽きる」とは、男としてこれ以上に幸せなことはないという意味です。

「冥利」は、神仏によって知らず知らずの内に与えられる利益、すなわち、運や幸福という意味なので「男冥利」は男しての幸福を意味します。

そして「尽きる」は、「~に尽きる」という形で使う場合は、その極みに達するという意味になります。

実際、男の代わりに別の単語を使って、「○○冥利に尽きる」ということは多いですが、男としての幸せを指す場合は「男冥利に尽きる」です。

「男冥利に尽きる」の読み方

「男冥利に尽きる」の読み方は「おとこみょうりにつきる」です。

冥はは、“めい”とも読むので、「おとこめいり」と読んでしまいそうですが、正しくは「おとこみょうり」です。

「男冥利に尽きる」の使い方・例文

あのお笑い芸人さんが大物美人女優と結婚するなんて、ビックリしたよ。

次郎

太郎

僕も、そのニュースを聞いた時は耳を疑ったけど、ああいった素敵な女性と結婚できるなんて男冥利に尽きるんじゃないかな。

という感じで「男冥利に尽きる」は使われたりしますが、他にもこういった使い方があります。

  • クラスで一番人気の女の子から告白されるなんて、男冥利に尽きるよ。
  • 長年連れ添った妻から「あなたと結婚出来て本当に良かった」と言われることは、男冥利に尽きる
  • 監督から「チームを強くしたいから、お前の力を貸して欲しいと」と言われるなんて、男冥利に尽きる

「男冥利に尽きる」の類語

「男冥利に尽きる」の類語を挙げるとすれば、以下のような表現が挙げられます。

  • 男としての最高の幸せだ
  • 男としての最高の醍醐味だ
  • 男として願ってもない
  • 男として身に余る

「男冥利に尽きる」の英語での意味は?

「男冥利に尽きる」を英語で表現した例文は、こちらのサイトで紹介されていました。

I bless the day I was born a man, having women as wonderful as you all as my fellow‐travelers.
あなた方のようなすばらしい女性とご一緒できて男冥利につきますなあ.

直訳したら、「あなた方のような素晴らしい女性とご一緒できるなんて、私は男として生まれた日を祝福します」となります。

つまり、ここでは、「男冥利に尽きる」を“I bless the day I was born a man”(男として生まれた日を祝福する)と英語で表現している訳ですね。

まとめ

「男冥利に尽きる」とは、男としての最高の幸せを感じる時に使います。

「男冥利」、つまり男としての最高の幸せと言えば、一つは、女性からモテたり、愛されたりすることでしょう。

或いは、男らしさの象徴とも言えるような立場に立った時も、男冥利を感じる瞬間だと思います。

やっぱり男として生まれたからには、「男冥利に尽きる」体験を何度もしていきたいものですよね!