先日、サッカーの試合を見ていた時、相手チームのディフェンスがものすごく固かったので、解説者が「このチームの守備力は目を見張るものがある」と言っていました。
その時「目を見張るものがある」って誉める時だけ使うのか、それとも悪い時にも使うのか気になりまして・・・
そこで、ここでは、「目を見張るものがある」の意味や例文について解説をしていきます。
「目を見張るものがある」の意味
「目を見張るものがある」とは、一見に値するほど素晴らしいという意味です。
ここでの「目を見張る」という表現は、感動したり驚いたりして、目を大きく見開くという意味です。
つまり、それだけすごいという意味になる訳ですね。
「目をみはる」の漢字は「目を見張る」?「目を瞠る」?
実は、「目をみはる」という言葉を漢字で書くと、「目を見張る」と書く時もあれば、「目を瞠る」と書く時もあります。
一般的には「目を見張る」という表現を使いますが、「目を瞠る」と書いても大丈夫です。
実際、「瞠る」という表現は常用漢字ではないから、あまり使われないという話もありますが、それ以前に「瞠る」ってあまり見慣れない漢字ですからね。
「目を見張るものがある」の使い方・例文
次郎
太郎
- 彼女の歌のうまさは目を見張るものがある。きっとプロの歌手としてもやっていけるだろう。
- 一流ホテルのサービスは目を見張るものがあるから、高いお金を払ってでも、一度、経験しておくのが良いと思うよ。
- 普通の人が3年経たないと得られない技術を3日で習得してしまった彼のセンスは目を見張るものがある。
- 移籍して球団での彼の活躍ぶりは目を見張るものがある。
「目を見張るものがある」は誉める時だけ!
「目を見張る」という表現は、感動したり、驚いたりするなど、基本的にはポジティブな表現として使いますが、まれに怒った時のようにネガティブな表現として使うことがあります。
しかし、「目を見張るものがある」という表現を使うのは、ポジティブな時のみです。
ですから、
「彼の態度の悪さに目を見張った」
という表現は正しいですが、
「彼の態度の悪さは目を見張るものがある」
という表現は間違いとなります。
「目を見張るものがある」を使うのは、誉める時だけとなりますので、ネガティブな時は使わないようにして下さいね!
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