こんにちは!“言葉力”編集長のケンです。
先日、友達が、ネットビジネスの副業で月100万円稼いだという話を聞いたので「本当にすごいねえ~」と絶賛したんですね。
すると友達は、「いやいやネットビジネスで月100万円稼ぐなんて大したことないですよ~」と謙遜して言っていました。
思わず苦笑いしてしまいましたが、その時「大したことない」という言葉が気になりまして・・・
ということで、今回は、「大したことない」の意味、例文、類語、そして反対語について解説をしていきます。
「大したことない」の意味
「大したことない」とは、特に取り立てていうほどのことではないという意味です。
「大したこと」とは、程度がはなはだしいという意味なので、それを打ち消す表現となりますね。
自分のやったことは、それほどすごいことではないと謙遜する時に使う時もあれば、他の人が大変だとかすごいと思っていることを打ち消す時にも使ったりします。
また、第三者のことを指して大したことないと言ったら、失礼な表現になる時もあります、状況によってニュアンスは大きく変わる言葉でもあります。
「大したことない」の例文
次郎
太郎
という感じで「大したことない」は使われたりしますが、他にもこういった使い方があります。
- 起業をする人はムチャクチャすごいと思っていたけれども、実際に自分がやってみると大したことないことが分かった。
- 大したことないことで、救急車を呼ぶ人が増えて、社会問題になっている。
- 交通事故に遭ってしまったが、大したことない怪我で済んで本当に良かった。
- 高学歴の人に実際に接してみると、意外に大したことない人が多いことに気が付く。
- 個人情報が漏れたと大騒ぎする人が多いが、名前と住所ぐらいなら大したことないのではないか。
- 仕事のミスや失敗は時には大したことないことだと思ってうまく気持ちを切り替えることも大切である。
- 人気の花火大会を見に行ったが思っていたより大したことなかったので、残念に思った。
「大したことない」の類語
「大したことない」には以下のような類語があります。
- 有り触れた
- 底が知れている
- 平凡な
- 重大でない
- 重要でない
- どうってことない
- ごく普通の
- たかが知れてる
「大したことない」の反対語
「大したことない」の反対語は、いわゆる「大したこと」ですから、具体的には、以下のような表現が挙げられます。
- 重大な
- 重要な
- 立派な
- 偉大な
- 素晴らしい
- 見事な
まとめ
「大したことない」は、すごいことではないという意味ですが、これは、実際、いろいろなシーンで使われる表現です。
もちろん、他人のことを指して「大したことない」というのは失礼な表現になってしまいましたが、個人的には、自分に対しても「大したことない」と言い過ぎてしまうのはどうかと思います。
それによってセルフイメージが下がってしまう時もあるからです。
謙遜することも必要ですが、良い意味で自信を持つことも大切だと思います。
いずれにせよ、「大したことない」と言う表現は、その人の価値観や人柄が出やすい言葉なので、そういった点に注目しながら、聞いてみても面白いかもしれませんね。