感無量の意味・語源・使い方・類語を解説!感慨無量との違いは?


先日、副業を頑張っている友達が「先月は遂に、目標の月100万円を稼ぐことが出来て感無量だよ。」としみじみ話していたんですね。

その時「感無量」という言葉を聞いて、「感慨無量」との違いが気になりまして・・・

そこで今回は、「感無量」の意味、語源、使い方、そして類語について解説をしていきます。

「感無量」の意味

「感無量(読み方:かんむりょう)」とは、感慨が計り知れないほど大きいことを意味します。

「感無量」はうれしいことがあった時に使いますが、ただうれしいだけでなく、抑えきれないほどの感情が溢れたり、様々な深い思いが湧いて来たりするような時によく使います。

「感無量」の語源

「感無量」を四字熟語で表現すると「感慨無量」です。

「感慨無量」と「感無量」の意味に違いはなく、「感慨無量」の略が「感無量」という位置づけです。

つまり、「感無量」の語源は「感慨無量」ということになります。

「感慨無量」の「感慨」とは、深く身にしみて感じ、しみじみとした気持ちになることです。

そして、「無量」とは、量がはかり知れないほど大きいこと意味します。

これらをまとめると、「感無量」は、「心に深く感じるような思いが計り知れないほど大きい」という意味になることが分かるかと思います。

「感無量」の例文・使い方

太郎君、フルマラソンで完走するなんて、本当にすごいよ。ゴールした時は、どんな気持ちだった?

次郎

太郎

途中、何度も棄権しそうだったから、無事にゴール出来た時は、感無量だったよ。

という感じで「感無量」は使われたりしますが、他にもこういった使い方があります。

  • 見事に合格が決まって、息子は感無量の表情だった。
  • こんな夢の舞台に立つことが出来るなんて、感無量の思いでいっぱいです。
  • 遂に世界遺産への登録が決まって、地元の人達は感無量の喜びに包まれた。
  • このような歴史的瞬間に立ち会えるなんて感無量だ。

「感無量」の類語

「感無量」には以下のような類語があります。

  • 感慨深い
  • 感極まる
  • 胸が一杯になる
  • 胸に迫る
  • 感動する
  • 感激する
  • 胸が詰まる
  • 感慨ひとしお
  • ジーンとする

「感無量」は、感動した時に使う言葉ですが、感動のレベルに応じて、上記のような類語に言い換えることが出来ますよね。

「感無量」の反対語

「感無量」の反対語としては、「~しない」というような否定形の言葉などが該当します。

  • 嬉しくない
  • 感動しない
  • 無感動の
  • 素直に喜べない

まとめ

「感無量」とは、計り知れないほど心に深く感じるという意味ですが、本当に嬉しい時は「感無量!」と言ったりしますよね。

「感慨無量」とは同じ意味ではありますが、省略した分、より言いやすくなっています。

ですから、感動の瞬間を迎えた時には、是非、使ってみて下さい。