目が届くの意味・例文・類語を解説!行き届くや行き渡ると言うことも


最近は勉強部屋ではなくリビングで勉強する子供が増えているそうですが、教育に詳しい人が「子供が、親の目が届くところで勉強すると成績が上がりやすい。」という話をしていました。

その時、「目が届く」という慣用句が気になりまして・・・

そこで、今回は、「目の届く」の意味、例文、そして類語について解説をしていきます。

「目が届く」の意味

「目が届く」とは、注意や監督が行き渡るという意味です。

ここでの「目」は注意や関心を意味します。

そして、「届く」には、物があるところまで到りつくという意味もありますが、ここでは、注意などが十分に行き渡るという意味で使われます。

また、「目が届く」は「目が行き届く」や「目が行き渡る」という慣用句にそのまま言い換えることも出来ます。

「目が行き届く」と「目が行き渡る」の違い

「目が行き届く」と「目が行き渡る」は、ほぼ同じ意味で使われますが、敢えて違いをいうならば、

  • 目が行き届く:すみずみまで気が付く。気を配っている。
  • 目が行き渡る:全体にもれなく届いている

というニュアンスだと言えます。

「目が届く」の例文・使い方

あの人の気配りには本当に頭が下がるよ。この間もいろいろ大変だった時に励ましの声を掛けてくれて、本当にうれしかったなあ。

次郎

太郎

確かに、普通の人の気づかないところにも、よく目が届くからね。

という感じで「目が届く」は使われたりしますが、他にもこういった使い方があります。

  • 目が届くところにチョコレートがあると、ついつい食べてしまう。
  • 親は子供が、目が届くところに住んでくれることを願った。
  • チームが数人規模であれば、一人一人に目が届くので、管理がしやすい。
  • この街は、到るとろろに防犯カメラが設置されていて監視の目が届くようになっている。
  • 妻の目が届かないところで、パチンコをしていたのが遂にバレてしまった。
  • まずは、自分の目が届く範囲から改善できるよう努力していこう。
  • 少人数クラスだと、生徒一人一人に目が届くので、教育的な効果は高いと言われている。

「目が届く」の類語

「目が届く」の類語には、以下のような表現があります。

  • 目が行き届く
  • 目が行き渡る
  • 注意が届く
  • 注意が行き渡る
  • 注意が及ぶ

「目が届く」の「目」は、「注意」を意味するので、「注意」を使った言葉に言い換えられることが多いです。

まとめ

「目が届く」とは、注意、関心、監督が十分に行き渡ることを意味しますが、目が届く範囲にあれば、人は安心できるものですよね。

また何事も「目が届く」範囲に収めることが出来れば、効率はアップするものですから、そういった状態になっているか、チェックする際などに使ってみて下さい。