先日、ある人から相談を受けたのですが、「結婚を前提にしている彼女が社長令嬢なんですが、一人娘なんで、親御さんが僕のことをどう思っているのか、いろいろ心配なんですよね。」と話していたんですね。
その時、「社長令嬢」と付き合うのは、何かと大変なことが多いのかなといろいろ考えさせられまして・・・
そこで、今回は「社長令嬢」の意味について、掘り下げて解説をしていきます。
「社長令嬢」の意味
「社長令嬢」とは、社長の娘を意味します。
ただ、娘という表現を使ってしまうと、一般的な意味になってしまうので、「令嬢」という表現を使っています。
社長令嬢は、第三者が社長の娘に対して、尊敬して呼ぶ時に使います。
ですから、社長の娘自身が、自分のことを「社長令嬢」だとは言いません。
また、親の会社の規模は最低限どれくらいかと気になる方もいらっしゃるかもしれませんが、大企業で、中小企業、そして零細企業と会社の規模に関係なく、社長の娘は、社長令嬢と呼ぶことが出来ます。
ただし、社長令嬢には、一般的に以下のような特徴があると思われています。
- 清楚で上品
- 言葉使いや礼儀作法がしっかりしている
- ブランド品を身に付けている
- ピアノやバイオリンなどお金が掛かる習い事をしている
- お金持ちの友達が多い
- 海外留学をしている
- 広い知識や教養を持っている
こういった特徴の中には、親がお金持ちじゃないと身に付けることが出来ないものもたくさんあります。
ですから、親の資産がそれほど多くなく、社長令嬢のイメージと合わない生活をしていると、社長令嬢だと言いづらい環境になってしまうことも事実です。
「社長令嬢」の由来
社長令嬢の「令」には「美しい」という意味があります。
令和という元号にも、「美しい調和」という意味が込められていますよね。
また、「令」には、他人の家族を尊敬して呼ぶ時にも使われます。
例えば、目上の方の奥様のことを「令夫人」という場合もありますよね。
そして、「嬢」は、若い女性につく接尾語です。
そこから、社長令嬢は、社長の娘を敬って呼ぶ時に使われるようになりました。
社長の息子は何と言う?
では、「社長令嬢」に対して、息子は何と呼ぶのでしょうか?
この場合、御曹司(おんぞうし)と呼ぶのが一般的です。
相手の立場を尊重する意味があるという点でも、御曹司が一番適切な表現だと言えるでしょう。
或いは、「お坊ちゃん(おぼっちゃん)」や「ぼんぼん」という時もあります。
ただ、この表現には、世間に通じていない男」という意味もあるので、使う時には少し注意が必要です。
また、社長の息子を軽蔑して呼ぶ時は、「ドラ息子」と言ったりします。
「社長令嬢」の例文・使い方
次郎
太郎
という感じで「社長令嬢」は使われたりしますが、他にもこういった使い方があります。
- 社長令嬢と結婚した彼は、仕事もせず、毎日、遊びながら暮らしていた。
- 韓国ドラマでは、社長令嬢と貧乏な男が恋に落ちるというパターンをよく見かける。
- 社長令嬢は金銭感覚が普通の女性と違うので、付き合うとかなりお金が掛かりそうな気がする。
- 親の会社がつぶれて、彼女は社長令嬢の立場から一転して貧困生活に陥ってしまった。
- 社長令嬢であるにも関わらず、親の反対を押し切って、彼女は芸能界でデビューを果たした。
まとめ
社長令嬢は、簡単に言ってしまえば、社長の娘ですし、そういった人に対して敬意を持って時に使う表現です。
社長令嬢は、一般的に羨ましい立場だと思われることが多いです。
ただ、その一方で、男性が、社長令嬢と、いざお付き合いをしたり、結婚をしたりしようとすると、意外にお金が掛かったり、親御さんから、跡継ぎ問題など、厳しい結婚条件を突き付けられたりするリスクもあったりします。
そういった意味で、社長令嬢は、一般の人には分からない苦労がいろいろあるのかもしれないですね。