私が勤めている会社で新しいスタッフを募集していたのですが、あるスタッフ友達を紹介していて、「彼女の実力には、私が太鼓判を押します」と話していたんですね。
その時、「太鼓判を押す」という言葉が気になってしまいました。
太鼓判ってどんなハンコなのかなと・・・
そこで、ここでは、「太鼓判を押す」の意味、由来、例文、そして同義語などについて解説をしていきます。
「太鼓判を押す」の意味
「太鼓判を押す」とは、人や物の質が絶対に良いことを保証することを意味します。
太鼓判とは、太鼓のように大きな印判を指し、そこから、確実な保証を意味します。
「太鼓判を押す」の由来・語源
太鼓判は、元々、戦国時代に活躍した甲斐の武田氏が鋳造した「甲州金」の一分金(いちぶきん)に由来していると言われています。
ちなみに、一分金は4枚で小判1枚(1両)と換えることが出来ます。
一分金は、丸い硬貨なのですが、周りの装飾が、太鼓の皮留めの装飾に似ているので、太鼓判と呼ばれました。
実際の太鼓判はこちらですが、確かに太鼓のような模様をしていますね。
出典:https://blogs.yahoo.co.jp/yatttaro/55117449.html
その後、太鼓判は、太鼓判のように大きな印判を意味するようになったのですが、元々は、金貨の装飾だった訳なのです。
「太鼓判を押す」の例文・使い方
次郎
太郎
という感じで「太鼓判を押す」は使われたりしますが、他にもこういった使い方があります。
- プロで必ず通用するとスカウトが太鼓判を押した新人ピッチャーは、ルーキーイヤーでいきなり10勝を挙げた。
- このパンの美味しさは、私が太鼓判を押すから、騙されたと思って、一回食べてみて。
- 本屋の店員さんが太鼓判を押す本なのだから、多分、本当に面白いのだろう。
- 専門家が太鼓判を押すダイエット食品はやはり買いたくなってしまう。
「太鼓判を押す」の同義語・類義語
「太鼓判を押す」には、以下のような同義語・類義語があります。
- 保証する
- お墨付きを与える
- 折り紙をつける
- 信用を与える
まとめ
人や物の価値を判断する時に、他の人からの評価というのは、非常に参考になりますよね。
特に、評価をする人が、有名であったり権威のある人であったりするほど、評価を与えられた人や物の価値や人気はグンと上がります。
実際、有名芸能人や専門家から太鼓判を押されて、一気にブレークした人や商品の例というのは星の数ほどあります。
そういった太鼓判を押されるような人になっていけるよう、がんばっていければいいですよね!