こんにちは!“言葉力”編集長のケンです。
あるボクシングの試合で、下馬評では圧倒的に不利だと言われていた挑戦者が見事に勝った試合がありました。
そして、挑戦者は「相手のチャンピオンからはかなり挑発されたので、鼻を明かすつもりでがんばりました」とコメントしていたんですね。
その時、「鼻を明かす」という言葉が気になったんです。
鼻を明かすって、鼻を一体どうすることなんでしょうかと思いまして・・・^^;
ここでは、「鼻を明かす」の意味、使い方、類語についてお伝えしていきます。
「鼻を明かす」の意味
「鼻を明かす」とは、人を出し抜いて、あっと言わせるという意味です。
ただ、鼻を明かすことが、そういった意味になるのか語源が気になるところですよね。
これは、はっきりとした説がないのですが、一つには、相手を驚かせて、鼻の存在が分かるぐらいぴくぴくさせるというところから来ているのではないかという話があります。
とはいっても、鼻がぴくぴく動くとはよっぽどのことだと思いますが・・・
「鼻を明かす」の使い方・例文
このプロジェクトは、絶対、失敗するっていろいろな人からボロクソ言われたんだけど、見事に成功したね。
次郎
太郎
批判する人たちの鼻を明かすことが出来て本当に良かったよ。やっぱり何事もやってみないと分からないということで。
という感じで「鼻を明かす」は使われたりしますが、他にもこういった使い方があります。
- 今年は、最下位だろうという野球評論家達の鼻を明かすかのように、そのチームは首位を独走した。
- 勉強が出来ないことを馬鹿にするクラスメートの鼻を明かすために必死に勉強した。
- 相手の鼻を明かすことも良いと思うが、まずは自分が納得できる仕事をがんばろう。
「鼻を明かす」の類語
「鼻を明かす」には以下のような類語があります。
- ぎゃふんと言わす。
- 冷や汗をかかせる
- 一杯食わせる
- 出し抜く
- 一泡吹かす
まとめ
「鼻を明かす」は、自分を馬鹿にしたり、低く見たりしていた人を見事に見返すことが出来た時に使う言葉です。
実際、悔しい気持ちをたくさん味わって「自分を馬鹿してきた人たちの鼻を明かしてやる」という決心して成功した人は結構いらっしゃいます。
「鼻を明かしたい」と気持ちをモチベーションに変えるのは、全然アリだと思うんです。
いろいろな感情をプラスにして、見事成功していければいいですね。