先日、私の友人が、遠くから歩いている人が私だと思って挨拶したら、実は違ったそうで「恥ずかしくて、顔から火が出るような気持ちになったよ」と話していたんですね。
その時、「顔から火が出る」と聞いて本当に顔から火が出たら、大やけどするよな~と勝手な妄想してしまいました・・・
そこで、ここでは、顔から火が出るの意味や例文などについて解説をしていきます。
「顔から火が出る」の意味
「顔から火が出る」とは、恥ずかしくて顔が真っ赤になるという意味です。
もちろん、文字通り、顔から火が出ることなんて、マジックでない限り、不可能ですよね。
これはあくまでもたとえの話です。
ただ、「顔が火が出る」ほど、恥ずかしい思いをしている人は、「本当に火が出ているんじゃないか」と錯覚してしまうほど、熱さを感じているのかもしれません。
「顔から火が出る」の例文
次郎
太郎
という感じで「顔から火が出る」は使われたりしますが、他にもこういった使い方があります。
- 高校の時に書いた日記を妻に見られてしまい、顔から火が出るかと思った。
- 酔っぱらった自分が何をやったのか、翌日に聞いて、顔から火が出るほど恥ずかしかった。
- 取引先の人の名前を間違えて呼んでしまい、顔から火が出るほど真っ赤になった。
- 片想いをしている人を前にすると、目が合うだけで、顔から火が出るような気持ちになるので、とてもまともに話せない。
火が出る慣用句は他にある?
ちなみに「火が出る」という慣用句としては、「目から火が出る」という言葉がありますが、これは、頭を強くぶつけて、目の前が真っ暗になり、光が飛び交うような様子を表現する言葉です。
ですから、「顔から火が出る」とは、まったく意味が違います。
また、「口から火が出る」という言葉を、「ものすごく辛い物を食べた時の様子」という意味で使う人もいますが、これは、正式な慣用句ではないので、ご注意下さい。
まとめ
「顔から火が出る」ことは、誰もが過去の人生の中で、少なからず経験しているのではないでしょうか?
そういった時は、穴があったら入りたい気持ちになるものですよね。
ただ、そういった時、失敗であれば良き教訓にして、ただ恥ずかしかっただけであれば良き思い出にしながら、うまく気持ちを切り替えていければいいんじゃないかなって思います。