こんにちは!“言葉力”編集長のケンです。
私の妻は、とても情の深い人なのですが、この間も、娘から誕生日の時に手紙をもらって「ダメ、これ読むだけで、目頭が熱くなる」と言っていました。
その時、冷静な私は「目頭が熱くなる」という言葉を聞いて、「あれっ、目頭ってどこだっけ」と考えていたのですが・・・
ということで、今回は、「目頭が熱くなる」の意味、例文、類語について解説をしていきます。
「目頭が熱くなる」の意味
「目頭が熱くなる」とは、感動をして涙が浮かんでくるという意味です。
「目頭」は、目の鼻に近い方の端です。
つまり、目尻の反対側ですね。
そこに涙がたまって、ジーンと熱くなる状態を意味します。
この慣用句は、感動した時に使う言葉ですが、熱く込み上げるものがあれば、最終的に涙が出ようが出まいが使います。
逆に、悲しくて涙が出たり、出そうになったりする時は使いません。
「目頭が熱くなる」の例文・使い方
次郎
太郎
という感じで「目頭が熱くなる」は使われたりしますが、他にも以下の短文のように使うことも出来ます。
- 子供の成長を見守る親の想いを伝えるCMに共感して、目頭が熱くなってしまった。
- 年を取ると涙腺がゆるむせいか、ちょっとしたことでも目頭が熱くなる。
- 社長から労いの言葉を掛けられて、目頭が熱くなったが、涙が出るのは必死に堪えた。
- 映画の感動的なラストシーンを見て、目頭が熱くなった。
- 選手たちが最後まで諦めず、必死に戦う姿に思わず目頭が熱くなった。
「目頭が熱くなる」の類語
「目頭が熱くなる」の類語には以下のようなものがあります。
「泣きそうになる」
「目頭が熱くなる」と泣きそうになるので、その点では、意味が似ています。
ただ、その一方で、「目頭が熱くなる」は感動した時にしか使わないのに対して、「泣きそうになる」は、辛い時や痛い時にも使うという点でもっと幅広く使われます。
また、「目頭が熱くなる」は泣きそうになる時にも、泣いてしまう時にも使うので、そういった点でも違いがあります。
「胸が熱くなる」との違いは?
「胸が熱くなる」も「目頭が熱くなる」と同様、ジーンと感動をした時に使う言葉です。
ただ、感動する度合いとしては、「胸が熱くなる」よりも「目頭が熱くなる」方が大きいです。
なぜなら、「目頭が熱くなる」時は、胸も熱くなりますが、胸が熱くなるからといって必ずしも目頭まで熱くなることはないからです。
私自身も比較的冷静な性格なので、胸が熱くなることは多くても、目頭が熱くなるところまで行く時はそれほどないかなという感じです(笑)
その他の類語
「目頭が熱くなる」は、他にも以下のような類語に言い換えることも可能です。
- 涙腺が緩む
- 涙が出そうになる
- 涙があふれ出る
- 胸がジーンとする
- 深く感動する
「目頭が熱くなる」は、涙が出ている時にも出ていない時にも使えるという点では幅広い言葉だと言えますね。
まとめ
「目頭が熱くなる」は感動して涙が込み上げてきた時に使う言葉です。
「目頭が熱くなる」ことは、日常生活で、それほど多い訳ではないかもしれません。
ただ、その一方で涙を流すと、それだけでストレスを解消する効果があるとも言われています。
そういった意味であなたにとって、これから目頭が熱くなる機会が増える事を願っています!