こんにちは!“言葉力”編集長のケンです。
この間、三連休の直前に、会社の同僚に「連休期間中は何やるか決めているの?」と聞いたら、「うん、家族団欒で温泉を楽しむつもりさ!」と嬉しそうに話していました。
その時、家族団欒っていいなあと思う一方で、「あれっ、“だんらん”って、漢字だとどう書くんだっけ?」といろいろ考えてしまったんですね。
そこで、今回は、「家族団欒」の意味、読み方、漢字の書き方、例文、そして類語などを幅広く解説をしていきます。
「家族団欒」の意味
「家族団欒」とは、家族が集まって、仲良く楽しむことを意味します。
家族がリビングにに集まって談笑したり、食事をしたり、みんなでゲームを楽しんだり、或いは、外で、レストランや温泉を一緒に楽しんだりする時など、様々なシーンで使う言葉です。
“団”と“欒”には、どちらにも、まるいという意味がありますが、「団欒」は「親しい者が集まって楽しく時を過ごす」ことを表します。
団欒は単独で使う時もありますし、「家族団欒」、「一家団欒」と家族とセットで使う時もあります。
「家族団欒」の読み方と漢字の書き方の注意点
「家族団欒」の読み方は、「かぞくだんらん」ですが、漢字で書く時、特に厄介なのが“欒”ですよね。
“欒”は、左上の“糸”から書いてしまいそうですが、実は、真ん中の“言”から書きます。
その後、左の“糸”、右の“糸”を書いて、最後に下の“木”を書きます。
やはり、団欒をする際は、お話、すなわち“言”が中心になると覚えておけば良いかもしれません。
「家族団欒」の例文・使い方
次郎
太郎
という感じで「家族団欒」は使われたりしますが、他にも以下のような文章があるので、参考にして下さい。
- 家庭的だと評判のタレントは、家族団欒の写真をSNSで公開し、反響を呼んだ。
- 子供の頃、親が共働きで、一人で食事をする機会が少なかったためか、大人になっても家族団欒は苦手だ。
- 食事をしている時、親が子供の礼儀作法を厳しく注意し過ぎていると、子供が家族団欒を苦痛と感じてしまうことがあるので気を付けないといけない。
- 小さい頃、両親が離婚した彼女は、家族団欒というものに強い憧れを感じていた。
- お正月は、久しぶりに家族団欒のひとときを楽しむことが出来た。
「家族団欒」の類語
「家族団欒」には、以下のような類語があります。
「一家団欒」
家族で団欒を楽しむ時は、「家族団欒」という時もあれば、「一家団欒」と言う時もあります。
どちらも同じ意味で使うことが出来ます。
ただ、厳密に言えば、家族は、個人を指すこともある一方で、一家(いっか)は、家族全体を表すので、家族みんなが集まるという意味がより強くなるニュアンスがあるかなと思います。
「家族水入らず」
「家族水入らず」は、家族だけで他人を交えない状態を意味します。
家族で一緒に楽しむだけでなく、さらに他人が入らないようにすることも強調した表現です。
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まとめ
「家族団欒」は、家族が集まって、仲良く楽しむことを意味しますが、最近は、少子化が晩婚化が進んだり、同じ空間にいても子供がスマホ見たりするなどして、家族団欒が楽しみづらい時代になりつつあるのかとも感じます。
そのため、家族団欒が苦手だったり、苦痛さえ感じている人も増えているようです。
ですので、そういったネガティブな表現も例文に追加してみました。
しかし、それでも家族団欒をうまく楽しむことが出来れば、心が和みますし、明日からの活力も湧いてくるものです。
なので、時には、すき焼きでも囲みながら、家族団欒のひとときを楽しんでみてはいかがでしょうか?