こんにちは!“言葉力”編集長のケンです。
先日、テレビを見ていたら、有名な芸能人が、「年末年始は家族水入らずでハワイ旅行を楽しんで来ました」と話をしていました。
やっぱり、芸能人は日本だと人目が気になって、家族水入らずで過ごすなんて絶対無理なんだろうなあと考えていたのですが・・・
その時、「家族水入らず」って分かっているようで分かっていないことに気が付きました。
そもそも、何で「水入らず」なんでしょうか?
そこで、ここでは、「家族水入らず」の意味、類語、そして使い方(例文)などについて解説をしていきます。
「家族水入らず」の意味
「家族水入らず」とは、家族だけで他人を交えない状態という意味です。
ここでの水は邪魔な存在を意味します。
なので、「水入らず」を使った表現としては、親子水入らずとか夫婦水入らずという言葉もあります。
ただ、なぜ、水が邪魔なんだろうかと思う人もいるかもしれませんね。
ここでは、親しい内輪の人達だけが集まった状態を油に例えています。
そこに水を加えようとしても合わないので、水入らずということになるのです。
ですから、逆に「水を差す」という言葉は、邪魔をするという意味になります。
「家族水入らず」の類語
「家族水入らず」の類語としては、「家族団欒のひととき」などがあります。
どちらも、家族が一緒にいる中で、楽しさや暖かさを感じられるという点で共通しています。
家族団欒の意味・使い方・類語!漢字の書き方にご注意「家族水入らず」の使い方・例文
次郎
太郎
- 週末は、家族水入らずで食事をしてリフレッシュすることが出来た。
- 家族水入らずで旅行を楽しんでいる上司に、仕事の電話をしたら、水を差すことになるから控えよう。
- お休みの時は、仕事のことは何も考えないで、家族水入らずで楽しんで下さい!
「家族水入らず」を願う親・嫌う子供
実際、普段、会社で仕事をしているお父さんや、仕事や家事に追われているお母さんにとって「家族水入らず」の時間って本当に貴重な時間ですよね。
ただ、個人的な経験上、子供達が特に思春期を迎えるようになると、「家族水入らず」の時間を逆に嫌ったりしませんか?
油よりも水を好むというか・・・
私自身、「家族水入らず」のひと時を願いながらも、子供が反発してなかなかなそういった時間を取れず、困っている親の中の一人です^^;