あるドラマで、職場でなかなか出世できない人が、「自分が会社で認められないのは、目の上のたんこぶみたいなアイツ(主人公)がいるからだ。」と妬んでいるシーンがありました。
その時「目の上のたんこぶ」っていろいろあるよなあと感じてしまいました。
そこで、今回は「目の上のたんこぶ」の意味や例文、そして類語などについて解説をしていきます。
「目の上のたんこぶ」の意味
「目の上のたんこぶ」とは、うっとおしい存在、邪魔な存在、とにかく気にさわる存在を意味します。
「目の上のたんこぶ」は、元々、江戸のいろはがるたにあった言葉です。
どこかにぶつかって、たんこぶが出来てしまうことがあった時、その場所が、目の上だと、とても目立ちまし、周りからの視線も気になりますよね。
さらに、場合によっては、視界が遮られてしまう時もあります。
そういったやっかいな存在という意味です。
また、この表現は自分より実力や地位のある人に使うケースが多いです。
「目の上のたんこぶ」の例文・使い方
うちの会社が新商品を作ると、あの会社はすぐに対抗するような商品を出してくるから、本当にやっかいだなあ。
次郎
太郎
まさに、目の上のたんこぶみたいな会社だよね。こうなったら、その会社が真似できないようなオリジナリティのある商品を開発するしかないよ。
- せっかく仕事をがんばっても、いつもケチをつけてくる上司は、目の上のたんこぶだ。
- 甲子園へ行くためには、目の上のたんこぶになっているあのチームを絶対に倒さなければならない
- 新しい後輩が入って来てから、自分の仕事がかなり減ってしまった。その後輩は目の上のたんこぶになってしまっている
- 私の彼氏にいつも馴れ馴れしく話しかけてくるあの女性は、目の上のたんこぶなので、何とか彼氏から遠ざけたいと思っている
「目の上のたんこぶ」の類語
「目の上のたんこぶ」の類語としては以下のような言葉があります。
- 鼻の先の疣々(はなのさきのいぼいぼ)
- 目の上の瘤(めのうえのこぶ)
目の上のたんこぶ(瘤)も厄介ですが、鼻の先の疣々も、同じぐらい厄介ですよね。。。
その他にも直接的な表現とししての類語としては、足手まとい、立ちはだかる壁、足かせ、目障りな存在、厄介な存在、おじゃま虫、煙たい存在などがあります。