こんにちは!“言葉力”編集長のケンです。
恋愛というのは、本当に不思議なものですよね。
気が付いたら、恋に落ちていて、恋愛をしている時は、不思議な感覚に包まれて、自分でも思いがけない行動に出てしまったり、また時には失恋して深く傷ついたり・・・
恋愛をすると、自分を見失いがちになってしまいますが、そんな時でも正しく客観的に自分の心を見つめて、上手な恋愛をするために役立つことわざを38個ご紹介していきます。
好きな人が出来たら、是非、一度、参考にしてみて下さい。
目次
恋に落ちるとどうしようもないという“ことわざ”
人の脳は、恋愛をするとチンパンジーになるという話もあります。
恋に落ちると自分を見失いがちになってしまいますが、そんな自分の状態を客観的に見つめられることわざをご紹介していきます。
恋は盲目(こいはもうもく)
恋に陥ると、目が見えない人のように、理性や常識を失ってしまうということ。
この言葉は、シェイクスピアの格言の一つです。
惚れた病に薬なし(ほれたやまいにくすりなし)
恋の病に掛かってしまうと、治すための薬がない、つまりどうしようもないという意味。
そんな時は、とにかく、放っておくしかないのかもしれませんね。
秋のアラと娘の粗は見えぬ(あきのあらとむすめのあらはみえぬ)
魚のアラは秋になると岩場に隠れてしまうので、見かけることがないように、若い女性の粗(欠点)も見えないという意味。
特に恋愛の対象になっている女性に対しては尚更ではないでしょうか。
惚れた欲目(ほれたよくめ)
惚れた目で相手を見てしまうと、実際以上によく見てしまうという意味。
欠点さえも、長所に見えてしまうことってよくありますよね。
四百四病の外(しひゃくしびょうのほか)
四百四病とは、仏教用語で人が掛かるすべての病気を意味します。
恋の病は、これらのどの病にも当てはまらないという意味です。
惚れた目には痘痕も靨(ほれためにはあばたもえくぼ)
痘痕(あばた)は、天然痘が治った後に残る小さなくぼみです。
恋愛をすれば、それが靨(えくぼ)に見えてしまうぐらい、欠点が長所に見えるという意味です。
痘痕も靨(あばたもえくぼ)の意味・例文・類語・対義語を徹底解説片思いの恋愛に関する“ことわざ”
片思いをしている時は、本当に苦しいですし、切ないですよね。
そんな時は、片思いに関することわざを読みながら、自分の心を慰めてみましょう。
鳴かぬ蛍が身を焦がす(なかぬほたるがみをこがす)
口に出して色々、言う人よりもジッと黙っている人の方が心の中で深く思っているという意味。
片思いの人の中には、好きだと言えば、身を焦がすような思いを持っている人は多いのではないでしょうか?
磯の鮑の片思い(いそのあわびのかたおもい)
鮑(アワビ)は、二枚貝の片側だけに見えるところから、自分が想っているだけで、相手は何も思っていないという片思いの現実を表現した言葉です。
元々は、万葉集から来た言葉です。
恋愛はすべてを超越するという“ことわざ”
恋愛の力はとても大きいです。
愛の力があれば、どんな壁も乗り越えることが出来ますよね。
そんな恋のパワーを表現したことわざです。
恋に上下の隔てなし(こいにじょうげのへだてなし)
恋愛には、上下関係や身分は一切関係ないという意味。
ドラマでは、お金持ちの貧乏な人が恋に落ちる話ってよくありますよね。
恋は思案の外(こいはしあんのほか)
男女の恋愛は、常識や理性で考えられる範疇を超えているという意味。
恋愛って、なかなか割り切れない時が多いですよね。
惚れて通えば千里も一里(ほれてかよえばせんりもいちり)
惚れた人のところに行くことは、どんなに遠い所でも近くに感じられるという意味。
恋愛は、まさに時空を超越します!
恋愛のテクニックに関する“ことわざ”
恋愛を成功させるには、様々なテクニックがあります。
昔から伝わることわざには、人の本質を突いた言葉がたくさんありますので、恋愛をする時のご参考にして下さい。
将を射んと欲すればまず馬を射よ(しょうをいんとほっすればまずうまをいよ)
目的を果たそうと思えば、まずは、その周辺から手を付けていかなければならないという意味。
想いを寄せている人がいれば、直接、アタックするのではなく、その人の友達や両親から攻めていくのも一つの方法ですよ!
厭と頭を縦に振る(いやとかぶりをたてにふる)
嫌と言いながら、内心では承諾している複雑な人の気持ちを表現しています。
恋愛をする時は、こういった女性の心理を理解しておくと、振り回されずに済むかもです。
愛は小出しにせよ(あいはこだしにせよ)
恋愛は、一気に激しく燃え上がると冷めやすいので、少しずつ愛を出していくことが大切という意味。
昔、大原麗子のCMでも、「少し愛して、なが~く愛して」という言葉が流行りましたよね~
恋は仕勝ち(こいはしがち)
恋は積極的に自分から仕掛けていった方がうまくいく可能性が高いという意味。
逆に、待っているばかりだと、恋愛に発展しない確率が高くなるので、しっかり、攻めていきましょう!
愛してもその悪を知り、憎みてもその善を知る(あいしてもそのあくをしり、にくみてもそのぜんをしる)
愛しても、その人を欠点は認め、憎んでもその人の長所は認めようという意味。
恋愛をすると、どちらかの一方的な感情に走り勝ちですが、こういった冷静さも必要です。
縁は異なもの味なもの(えんはいなものあじなもの)
男女の縁は、どこで結ばれるか分からない不思議なものであり、だから面白いという意味。
恋愛は、ある意味、本当にドラマチックですよね。
恋に師匠なし(こいにししょうなし)
恋は、人から教えてもらうものというより、時が来れば自然に学ぶようになるという意味。
恋のマニュアル本は意外に役に立たないことも多かったりします。
二兎を追う者は一兎をも得ず(にとをおうものはいっともえず)
二匹の兎(うさぎ)を同時に捕まえようとしたら、一匹も得られないという意味。
好みの女性が二人いる場合でも、必ず一人に絞っていくことが大切です!
愛のスタイルを表現した“ことわざ”
愛や恋のスタイルは、ことわざでいろいろと表現されています。
あなたの恋愛はどうですか?
相惚れ自惚れ片惚れ岡惚れ(あいぼれ うぬぼれ かたぼれ おかぼれ)
人が人を好きになるということはいろいろな形があるという意味。
相惚れは相思相愛、自惚れは独りよがりな恋、片惚れは片思い、岡惚れはひそかに憧れる愛や不倫のことを指します。
屋烏の愛(おくうのあい)
人を深く愛すると、屋根に止まっている烏(からう)にまで愛が及ぶということの例え。
愛が深いという意味です。
連理の枝(れんりのえだ)
連理とは、並んで生えているけれども枝の部分で繋がっている伝説上の樹木。
そんな木のように深い関係を意味します。
好いた同士は泣いても連れる(すいたどうしはないてもつれる)
恋愛で好きになった者同士は、辛い目にあったとしても、泣きながらでも離れずに連れ添うという意味。
そんな素敵な関係を築くことが出来ればいいですよね。
我を愛する者は我が犬をも愛す(われをあいするものはわがいぬをもあいす)
人を好きになると、その人の家族や飼っているいる犬まで好きになるという意味。
恋愛関係になると、相手のすべてが好きになるものです。
恋愛の厳しい現実を表現した“ことわざ”
恋愛は華やかな側面がある一方で、厳しい現実もあります。
恋愛を楽しんでいる時も、現実はしっかり見つめることが出来る冷静さが欲しいところです。
出雲の神より恵比寿の紙(いずものかみよりえびすのかみ)
出雲の神は、縁結びの神様で、恵比寿の紙は明治時代の紙幣を意味します。
つまり、恋愛は愛情よりも、金によって左右されるという意味です。
近惚れの早飽き(ちかぼれのはやあき)
早く惚れた人は、飽きるのも早いという意味。
恋愛は、弱火でじっくり温めていった方がうまくいくかもしれませんね。
秋の扇(あきのおうぎ)
秋になって使わなくなった扇になぞって、男性からの愛情を失って捨てられてしまった女性を意味します。
女性にとっては、かなり厳しい現実ですが・・・
悪女の深情け(あくじょのふかなさけ)
容姿が劣っている人ほど、愛情は深いけれども、逆に嫉妬心も強いという意味。
相手の愛が深いとう性格が吉と出るか凶と出るかは、あなた次第です。
男心と秋の空(おとこごころとあきのそら)
秋の空模様は変わりやすいように、男の愛情も変わりやすいという意味。
逆に男性から見れば、「男心と秋の空」と言います。
秋の鹿は笛に寄る(あきのしかはふえによる)
秋の鹿は発情期に入って、人が吹いた笛にもよってくるので、そこで人間に捕まってしまうという例え。
そこから、恋に溺れると、身を滅ぼしてしまう可能性があると意味。
一生添うとは男の習い(いっしょうそうとはおとこのならい)
男性が、「一生、あなたの傍にいて、愛し続けます」というのは、決まり文句の一つであるという意味。
その言葉を鵜呑みにすると後で痛い目に遭う時があるので、信じるのはほとほどにしておいた方が良いかもしれませんよ。
愛多ければ憎しみに至る
周りから、ちやほやされて愛情を受けることが多い人は、逆に嫉妬や憎しみの対象にもなりやすくなります。
特にモテる人は気を付けましょう。
失恋したら読みたい“ことわざ”
恋愛をしても、残念ながら失恋してしまう時ってありますよね。
そんな時は、次のことわざを参考にしながら、うまく気持ちを切り替えたり、復縁の可能性を想像したりしてみてはいかがでしょうか?
捨てる神あれば拾う神あり(すてるかみあればひろうかみあり)
自分に愛想を尽かしてしまう人もいれば、親切にいろいろ助けてくれる人もいるという意味。
失恋しても、次はきっとまた良い人が見つかると信じましょう。
合わせものは離れもの(あわせものははなれもの)
恋人や夫婦など、他人同士が一つになったものは、いつかは離れるという意味。
別れてしまった時は、しょうがないと思って諦めることも大切です。
焼け木杙には火がつきやすい(やけぼっくいにはひがつきやすい)
一度焼けた木杙(ぼっくい)は火がつきやすいということから、以前、関係があった人とは、再び、元の状態に戻りやすいという意味。
恋愛においても、別れたカップルは、元の関係に戻りやすい時があります。
逢い戻りは鴨の味(あいもどりはかものあじ)
一度、別れたカップルが復縁すると、以前にも増して良い関係になるという意味。
それは、鴨肉の吸い物と同じぐらい美味いのです。
恋愛に希望を持つことが出来る“ことわざ”
割れ鍋に綴じ蓋
どんな人にも、ふさわしい配偶者は必ずいるという意味。
世の中には、あなたにぴったりの人は必ずいるはずですから、希望を持ってがんばりましょう。
割れ鍋に綴じ蓋の意味・語源・使い方・類語!それって悪い意味なの?蓼食う虫も好き好き
人の好みは様々であるという意味。
恋愛で自分のことに自信が持てなくても大丈夫。
あなたのことを好きになってくれる異性はきっと見つかるはずです。
蓼食う虫も好き好きの意味・使い方・類語!蓼食う虫ってどんな虫?