私は「サイゼリヤ」のミラノ風ドリアが大好きで、お店に行ったら必ず注文しています。
「サイゼリヤ」は「サイゼリア」と勘違いされて、どっちが正しいのか混乱する人も多いですが「サイゼリヤ」が正しい表記です。
ところで、そんな「サイゼリヤ」という名前には、どんな意味、そして由来があるのでしょうか?
調べてみると、意外な事実も見えて来ましたので、詳しく解説をしていきます。
「サイゼリヤ」の意味・由来
「サイゼリヤ」の意味について、以前、サイゼリヤの公式HPでは、「クイズで知るサイゼリヤ」というコーナーで、イタリア語(古語)で白い花の名前に由来しており、その白い花とは「クチナシの花」だと説明されていました。
クチナシの花には、
- とても幸せです。
- 幸せを運ぶ
- 私は幸せ者
- 洗練
- 優雅
- 清潔
という花言葉があります。
そこから、お客様に幸せを感じてもらうことが私たちの幸せであるという意味が「サイゼリヤ」には込められていると言われていたんですね。
また、サイゼリヤの創業日は7月7日で、7月7日の誕生花は、クチナシの花だからという説もあります。
事実は違うのか!?
しかし、「サイゼリヤ」の名前は、「白い花」、そして「くちなしの花」に由来しているという表記は、サイゼリヤの公式HPから現在は削除されています。
なぜ、削除されたのか、気になるところですよね。
実は、「クチナシの花」をイタリア語で調べると、gardenia(ガルデーニア)という表記となります。
あれっ、違いますね。
また、イタリア語はラテン語から派生したと言われていますが、ラテン語でも、クチナシの花は、gardenia(ガルデニア)です。
イタリア語やラテン語を調べてみると、「サイゼリア」=「クチナシの花」という説は、かなり怪しいことが分かります。
真相は闇の中!?
実は、サイゼリアの会長である正垣泰彦氏が、東京理科大学に在学していた時には働いていた洋食店の名前が「サイゼリア」という名前でした。
そこで、若き正垣会長は、洋食店の店長から腕を認められ、サイゼリアの店舗を譲り受け、個人営業を開始しました。
ですから、サイゼリヤの会長が、サイゼリヤの名前を作ったのではなく、元々あった名前を用いたという訳なんですね。
つまり、サイゼリヤの名前の本当の意味と由来は、元々の店舗を作った人に分からないということになります。
まさに、真相は闇の中だと言えるのかもしれません。
まとめ
サイゼリアは、クチナシの花という意味だと一般的には言われていますが、厳密に突き詰めていくと、実際は、かなり曖昧であることが分かって来ます。
ただ、個人的には、サイゼリヤが安くて美味しいイタリア料理を提供し続けてくれるのであれば、そういったことは、ある意味、どうでも良いと思ったりもしています。
それだけの魅力が、ミラノ風ドリアにはあるということで・・・