マンキンの意味は?お笑いの専門用語ともう一つの意味


こんにちは!“言葉力”編集長のケンです。

関西のお笑い芸人の話を聞いていると、時々、マンキンという言葉を聞く時がありますよね。

この言葉は、方言なのでしょうか、それともお笑いの専門用語なのでしょうか?

そこで、ここでは、マンキンの意味や使い方などについて解説をしていきます。

マンキンの意味

マンキンには、2つの意味があります。

  1. お笑いの世界で、たとえ滑っていても手を抜かずに目いっぱいのテンションで最後までやり抜くという意味
  2. 週刊少年ジャンプに連載されて、その後、アニメ化もされた「シャーマンキング」という作品の略称

お笑いの専門用語としてマンキン

お笑いの専門用語してのマンキンは、吉本新喜劇でおなじみのお笑い芸人である小藪千豊が作った言葉だとされています。

ですから、方言ではありません。

マンキンは、万金丹(まんきんたん)という解毒や気付けに効果があると言われている薬が由来となっています。

つまり、マンキンは、万金丹を飲んだかのような高いテンションで、自分のネタをやり抜くという意味になるのです。

よくお笑いで、滑ってしまって重苦しい雰囲気になる時もありますが、そんな時でもテンションを下げずに最後までやり切る時に使ったりします。

また、別に滑らなくても、とにかく全力でやる時にマンキンという表現を使うことが出来ます。

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シャーマンキングの略語してのマンキン

マンキンのもう一つの意味は、シャーマンキングの略語です。

シャーマンキングは、1998年~2004年に掛けて週刊少年ジャンプに連載された武井宏之の作品です。

シャーマンという霊能力者を持った主人公の少年、麻倉葉(あさくらよう)が、「シャーマンファイト」という試合に参加して、他のシャーマンと戦いながら、そこでの王である「シャーマンキング」を目指すというあらすじとなっています。

シャーマンキングは、2001年にテレビ東京系列でアニメ化され、1年ほど放送されました。

また、アニメ化された同じ年に、シャーマンキングを題材とした超・占事略決(ちょうせんじりゃっけつ)というトレーディングカードゲームも発売されています。

当初の作品は、2004年に人気の低迷で打ち切りという形で終わってしまいました。

しかし、その後も、続編が連載されたり、ニコニコ動画で配信されたり、シャーマンキング展(マンキン展)が開催されたりするなど、マンキンは、根強い人気を誇っている作品でもあるのです

マンキンの例文

シャーマンキングの略称であるマンキンは、使い方も分かりやすいと思います。

ただ、お笑いの専門用語としてのマンキンは使い方が少し分かりづらいかと思いますので例文をご紹介しておきます。

  • 今日は、マンキンでお笑いをやるので、是非、見に来て下さい。
  • 明日の試験に向けて、今晩はマンキンで徹夜するしかない。
  • 優勝が決まって、マンキンのハイタッチをする。

まとめ

マンキンという言葉は、シャーマンキングが根強い人気を誇っているので、そちらの略称として使われることが多いかもしれません。

ただ、お笑いの世界でも、マンキンという言葉は使うので、いきなりマンキンと聞くと、意味が分からず、戸惑う方も多いようです。

そういった時は、マンキンと言う言葉を「全力で」とか「目いっぱい」という言葉に言い換えると分かりやすくなりますので、参考にして下さい!